出版社内容情報
ファイナンス関連の本に費やしたお金は70万円！ 数学が得意ではなかった著者の転機となったのはＥｘｃｅｌとの出会い。「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場（日産自動車）で得た実務に役立つ方法をわかりやすく解説。
内容説明
「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場（日産自動車）で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく解説。
目次
序章 ファイナンスの武者修行
第１章 投資に関する理論
第２章 証券投資に関する理論
第３章 企業価値評価
第４章 企業の最適資本構成と配当政策
第５章 資本市場に関する理論
第６章 デリバティブの理論と実践的知識
第７章 ブラック＝ショールズ・モデル
著者等紹介
石野雄一［イシノユウイチ］
１９６８年生まれ。９１年上智大学理工学部卒業後、東京三菱銀行に入行。２０００年、１０年間勤務した同行を退職後、単身渡米。２００２年インディアナ大学ケリー・スクール・オブ・ビジネス（ＭＢＡ課程）修了。帰国後、日産自動車（財務部）入社。キャッシュマネジメント、リスクマネジメント業務を担当。入社２年目にして「サプライヤー信用リスクモデルの開発」で日産賞を受賞。「ビジネスで使えるファイナンス」の知識の習得と普及を目指している。２００５年３月、日産自動車を退職。現在は、財務戦略コンサルタントとして活躍中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekozuki
12
再読。 様々な類書を読んだ上で立ち戻ってみると、本当に基本的な項目のみに絞って解説されていることがわかる。Excelでの分析方法と実務での利用例が解説されているのは非常に良い点。 実際に各項目を計算する上ではより詳細な論点が出てくるので、他書でカバーすべきか。2021/11/26
kaida6213
11
ファイナンス入門書。とにかくExcelでやってみようぜというコンセプトの本。やってることは結構難しいけどサクサク読み進められる丁寧仕様。 ゆっくり読めばポートフォリオ理論やCAPMなど他の本では何となくわかった気になっている理論が、スッと腹落ちします。デリバティブの辺りは本当に触りだけ。入門書用としても他の本の補助教材の本としても優秀だと思う。 おススメ。2017/08/08
nekozuki
9
前半部分は『ざっくりわかるファイナンス』を読んだ後だったのでまあいいとして、デリバティブ部分が相当難しい。しかし、リアルオプションが使いこなせれば素晴らしいということも分かった。Excelで関数を探しながらもう一度読みたい。それにしても、数学の重要性が身に染みる…。2015/03/14
K.T
7
これは当たり。ヒットでなくホームラン。ファイナンスの本はこれ一冊でいいと筆者が言ってるのも頷ける感じ。今まで色々とファイナンスの勉強して来たけど、この本が最も分かりやすいし、カバーしている範囲、レベル共に本当に「丁度いい」感じ。（最後のブラック・ショールズモデルの部分が自分の理解を超えていた所を含めて。）これからもファイナンスの本を読んで行くけど、これを手元に置いておいて詰まったら辞書のように引く、という形で理解をより深めるという使い方が出来るかも。所謂「原本」となる一冊に出会えた感じ。大満足。★★★★★2016/06/28
帯長襷
5
初心者には異様に難しくなる5章手前で今回は終わり。でも普通のファイナンスの教科書とは違って、わかりにくいところを補講してくれていたり、計算式もさることながら、実際にExcelで使うにはこうすればいいという実践面のフォローもあって助かる！入門編が学び終える頃に再読したい。前書きで書いているほどわかりやす…くはないかな…でも最初の章がわかりやすいのは大事！入口は広く…2018/10/18
