出版社内容情報
高騰する物流コストを低減し、厳しさを増す物流要請に応えるためには、物流情報システムの構築が不可欠。他の経営機能と密接に連携しながら、受発注・輸配送・物流センター業務をシステム化して効率化を図るポイントを、2ページ1項目でわかりやすく解説。
内容説明
最近になってようやく、物流が宝の山であり、物流コストを低減することが経費削減の大きなチャンスであることが認識されてきました。ただ、そのためには物流の情報システム化が必要であることがわかっていても、コンピュータとか通信ネットワークはどうも苦手であると考える経営者・管理者の人たちが少なくありません。そのような方々にもわかりやすく説明することが本書の目的です。しかし、本書は、内容はわかりやすく書かれていますが、相当重要な事柄や革新的な事柄も盛り込まれています。そのなかには、特許を出願しているものもあります。したがって、物流およびシステム担当者が読んでも大いに参考になるでしょう。また、図入りでわかりやすく説明していますが、素人の方のなかには、やや難しく感じられる部分もあるかと思います。そのような箇所は、大まかな考え方だけを理解するだけで十分に役立ちます。本書は、2ページ1項目で説明されており、その項目には必ず図やチャートが入っています。図やチャートを見るだけでも、おおよその内容がわかるようになっています。
目次
第1章 物流業務のシステム化のポイント
第2章 販売管理と物流情報システム
第3章 トータルロジスティクス情報システム
第4章 財務会計・管理会計と物流情報システム
第5章 受発注業務のシステム化
第6章 物流センター業務のシステム化
第7章 輸配送業務のシステム化
第8章 アウトソーシングとシステム化
第9章 ABC/ABMによる物流コスト低減
第10章 物流情報システムの展望と課題