内容説明
土地と株式の暴騰は日本を水膨れ資産超大国にし、日本人を「持てる者」「持たざる者」に2極分化してしまった。めざしてきたはずの私たちの「豊かさ」は逃げ水のように遠のいた。なぜ、こうなったのか、今、日本の経済の中身はどうなっているのか。本書は現実をあるがままに見つめ、経済活動の主人公であるわれわれが、これからどう考え、行動すべきかをやさしく説き明かす。
目次
ここまで来たカネ余り
日本の物価と賃金はなぜ高いか
まだまだ不公平なゼイキン
金持ちは株に投資する
繁栄の徒花、日本の土地
労働時間はなぜ短くならないのか
余暇時代が到来すると生活はどうなる
高齢化社会を迎えて日本はどうなる
海外勤務はいまや常識
GNPが伸びても豊かさの実感がわかないワケ