内容説明
国や企業は富み栄えているのに、私たち庶民の生活はいっこうに豊かになっていないといわれます。事実はともかくとして、いままで外にばかり向けられていた関心そのものが、内に向き始めたこと自体、一つのゆとりの表われかもしれません。充実した生活をおくるためには、外と内とを結びつける視点が必要です。そのためには、夫は社会のことを、妻は家庭のことを、もっと話し合ったらどうでしょうか。そこでこの本では家庭生活を題材に、改めていまの日本経済を見直しました。夫婦で読んでほしい、一味違った経済の入門書です。
目次
プロローグ ほころび始めた枠組みから
1 「豊か」といわれる生活の中で
2 いま家計に何が起きているか
3 働き手の経済学
4 生活に密接な経済のしくみ
5 亭主ウオッチング
6 アメリカも韓国の隣近所
7 高齢化社会を迎えるにあたって
8 新しいライフスタイルを求めて