目次
皇室の邸宅(迎賓館;東京都庭園美術館 ほか)
華族の邸宅(清泉女子大学本館;旧前田候爵家駒場本邸 ほか)
財界人・文化人の邸宅(旧岩崎邸庭園;三井八郎右衞門邸 ほか)
政治家の邸宅(高橋是清邸;鳩山会館 ほか)
著者等紹介
鈴木博之[スズキヒロユキ]
1945年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業。建築史家。東京大学大学院教授を定年退官後、青山学院大学教授、博物館明治村館長。芸術選奨文部大臣新人賞、サントリー学芸賞、日本建築学会賞(論文賞)、紫綬褒章など受賞
和田久士[ワダヒサシ]
1947年、和歌山県生まれ。日本大学芸術学部写真学科入学。在学半ばでフリーカメラマンになる。’87年、写真集『アメリカン・ハウス』(講談社)で第12回木村伊兵衛写真賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜長月🌙@読書会10周年
52
特に私が興味ある歴史的邸宅の洋館は9ヶ所でした。実際に内部見学できる所も多く、豊富な写真や詳しい解説がありました。(迎賓館赤坂離宮、鳩山会館、旧古河庭園、小笠原伯爵邸、旧岩崎邸、庭園美術館、山本有三記念館、清泉女子大学本館、グランドプリンスホテル赤坂旧館)2024/10/29
なる
34
前に旧前田公爵邸へ訪れた際に資料室にあった本。やれやれ興味はないけど本があるなら目を通してみようかな、と軽い気持ちで読んでみる。皇室、華族、財界・文化人、政治家の邸宅を章立てして紹介している。たまたま偶然にも行ったことのある場所が多くて情報を集めるというより振り返る感じになったけど、未訪問の中でも訪問する難易度の高い銅御殿や三井倶楽部が紹介されているのは嬉しい。綱町の三井倶楽部と高輪の開東閣は選ばれし人しか入れない最後の砦みたいな感じがある。三井・三菱はやっぱり日本を牛耳ってるということが痛いほどわかる。2023/03/28
ごへいもち
15
読友さんのご紹介本。やっぱり洋館に心惹かれる。迎賓館行ってみたい、1500円の入場料。小笠原伯爵邸のランチも食べてみたい、ただし1万円はかかるみたい。巻末のコンドルについての記述、ちょっと意外だった2024/12/23
夜の女王
13
☆☆☆ 図書館本。散歩コースの参考にと借りてきた。都心の普通に公開されている所はほとんど行ったことがあるが、写真が美しく、普段見れない豪邸の内部も垣間見れてため息が出た。巻末の見学申し込み方法一覧が一番参考になった2015/11/01
Koki Miyachi
13
東京の明治維新以降の歴史的邸宅二十余りが紹介された建築ガイド。監修はもちろん元東京大学教授の建築史家鈴木博之氏。知っているようで知らなかった邸宅も多く勉強になった。有り難いことに近年修復されたり、コンバージョンされて活用されているものも多く、素晴らしい歴史的建築を体験することが容易に出来るようになっている。休日の散策の目的地が増えて嬉しい限り。こうした邸宅は日本の近代史の舞台そのもの。日本近代史も建築体験と共に学べそうだ。2013/11/05