内容説明
東京‐大阪が日帰り圏に!昭和33年に登場し、東京‐大阪間日帰りの夢を実現したビジネス特急“こだま”。戦後、先進諸外国に負けない電車をつくりあげようと、寝食を忘れて計画・設計・運転・保守に打ち込んだ技術者たちの熱い思いを、豊富な資料、エピソードとともに綴るドキュメント。日本の鉄道を近代化へと導いた立役者、151系電車の開発から引退まで、秘話で綴る一冊。
目次
第1章 鉄道近代化への胎動
第2章 東京‐大阪日帰りの夢
第3章 ビジネス特急の新技術
第4章 上々の前人気と嵐の舞台裏
第5章 “こだま”の爆発的人気とその成功がもたらしたもの
第6章 こだま形電車の成長
第7章 鉄道黄金時代の到来
第8章 新幹線へのバトンタッチ
第9章 その後のこだま形電車
付録 ビジネス特急誕生当時の車両技術
著者等紹介
福原俊一[フクハラシュンイチ]
昭和28年(1953)2月東京都に生まれる。武蔵工業大学経営工学科卒業。鉄道友の会会員。幼時より鉄道に関心を抱き、5歳のときにデビューしたこだま形電車に魅せられたのが、国鉄~JR電車発達史の研究をライフワークとする契機となった。鉄道とは全く縁のないエンジニアを本業とする傍ら、ライフワークの研究成果を昭和50年代から鉄道趣味誌に執筆するようになり、国鉄~JR電車の車両研究を主題とした執筆活動を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。