目次
第1章 江ノ電 全車両の記録(解明された開業時の木造四輪単車・1~10号車(藤沢~行合間)
全線開業時の木造四輪単車・11~24号車(藤沢~鎌倉間)
ボギー単行車両の登場(タンコロの仲間たち) ほか)
第2章 江ノ電 懐かしの記録(江ノ電の運賃;懐かしの沿線案内;懐かしの記念乗車券 ほか)
第3章 100周年を迎えてわかった江ノ電の記録(発見された江ノ電創業の特許状;日本で始めてのドイツ製電車;「軌道」から「鉄道」へ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
JTBキャンブックでローカル私鉄や路面電車で定点対比の「今昔」は多々あるもののこの本は江ノ電の車両史である。開業時の二軸単車から、100形「タンコロ」、連接車の登場に他社から譲渡された中古ボギー車、そして新生江ノ電を象徴する自社製造の1000形・2000形・10形・20形。江ノ電はカーブがきつく、永久連結した単車は脱線が相次ぎ、旧500形に冷房装置を載せられなかった理由・急カーブ故密着連結器の開発に苦労などがコラム形式で書かれている。タンコロ以降の全形式は諸元表に車両形式図もあり、資料価値は高い本である。2020/03/10