内容説明
流れ着いた外国人を救った、勇敢かつ心優しき人々の記録。
目次
第1章 漂流・漂着とはなにか―古代から明治まで
第2章 リーフデ号―海なし県栃木のアズキ研ぎババア
第3章 サン・フランシスコ号―ドン・ロドリゴと家康の邂逅
第4章 インディアン・オーク号―ブレア首相と女王の遠眼鏡とサマリア人
第5章 ロベルトソン号―シュレーダー首相がやってきた
第6章 カシミア号―アメリカ西海岸の奇人と大統領からのメダル
第7章 ドラメルタン号―密航者とインギー鶏とゼラニウム
第8章 チェスボロー号―太平洋横断水泳駅伝と洋梨
第9章 イルティッシュ号―黄金伝説と時鐘
著者等紹介
松島駿二郎[マツシマシュンジロウ]
1942年、岡山県出身。上智大学経済学部卒。旅行作家。旅行記、ガイドブックの編集者として30年以上のキャリアを持ち、これまでに訪ねた国は100カ国以上にのぼる
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感想・レビュー
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文句有蔵
8
たまたまラジオで紹介されていたので、懐かしくて再読。外国船が漂着したら、積載の荷物は略奪されるのが21世紀の今でもごく普通なのだ、そんなことは一切しないというのは日本人だけだと堀江謙一は言っていたが、そんな日本に流れ着いた外国船と、外国人との交流の物語集で全て実話である。日本人であることが晴れがましく、誇りに思える本なのに、文庫化もされないまま絶版とはなんとも惜しく、勿体ない。絵本や童話もいいが、こういう本をこそ読み聞かせして、日本人としてのアイデンティティーを育んで欲しいと願うものである。名著。2013/10/25
naniwoyomu
3
おすすめ。 #興味深い #感動 #歴史