目次
如来―真理を体現し、衆生を救済する釈迦の姿(釈迦三尊像(法隆寺金堂(奈良県))
釈迦如来像(蟹満寺(京都府)) ほか)
菩薩―修行に励み、同時に衆生を教化する(菩薩半跏像(中宮寺(奈良県))
百済観音像(法隆寺大宝蔵院(奈良県)) ほか)
明王―大日如来の使いにして悪しきものを降伏(五大明王像(東寺(教王護国寺講堂・京都市))
軍荼利明王像(東寺(教王護国寺講堂・京都市)) ほか)
天―仏法を守護し庶民に福徳をもたらす(四天王像(東大寺戒壇院(奈良市))
四天王像浄瑠璃寺(京都府) ほか)
習合神・高僧―土着の神々と一体化・仏法を世に広める(蔵王権現像(如意輪寺(奈良県))
蔵王権現像(三仏寺(鳥取県)) ほか)
著者等紹介
田中日佐夫[タナカヒサオ]
1932年生まれ。立命館大学大学院卒。縄文時代から現代にいたる日本文化史全体を視野におさめ、日本美術史のさまざまな問題点を追求している。成城大学教授、秋田県立近代美術館館長。主な著書に、『日本画繚乱の季節』(美術公論社・1984年度サントリー学芸賞受賞)『竹内栖鳳』(岩波書店・1988年度芸術選奨文部大臣賞「評論の部」受賞)他多数。平成11年春、紫綬褒章受章
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