内容説明
医学、宇宙論や量子力学からダイオウイカまで、フロンティアに挑む科学者たちその姿をこの1冊に!
目次
1 宇宙・世界を理解する
2 ミクロ・量子の世界を究める
3 化学の力で新しいものを作る
4 生き物に魅せられて
5 ヒトを理解する
6 次世代医療を担う
7 難病・感染症を克服する
8 地球を見る・探る
9 フロンティアを拓く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fu
24
化学、生物学、物理学様々な分野における世界トップクラスの実績を上げている研究者たちのインタビュー集(「日経サイエンス」誌連載記事)。迷路を解く粘菌の知性を探ったり、陸前高田の奇跡の一本松のクローン再生、量子相関の観測技術、iPS細胞を使って網膜を再生する臨床研究等々。研究自体の素晴らしさ以上に印象に残ったのは、フロントランナーたちは笑顔がとびきり魅力的ということ。仕事が忙しく休む暇もない人も中にはいるが、好きな研究をとことん突き詰めた結果実績に繋がったのは幸せなことだろう。2016/10/09
Humbaba
5
楽しんでいるからこそその対象に本気になって取り組むことが出来る。そして、本気になって取り組んだからこそ世界を驚かせるような成果を挙げられる。百発百中でうまくいくことなど有りえず、努力を続けていても成果が出ないこともある。そのようなときでもめげずにやり続けることが成功への唯一の道である。2017/01/08
厩火事
4
日経サイエンスの連載を一冊にまとめたもの。みなさんその世界の第一線で活躍してる人ばかり 分野別に別れているので読みやすかった〜2017/01/15
LvzaB
1
最先端で活躍する科学者へのインタビューや業績をまとめた本。面白く読める。ただ、若手らしい若手が見当たらなかった。まあ、この国は予算の削られ具合をみても基礎研究をおこなう土壌がないようだし、ノーベル賞を受賞した人が毎回研究の大切を説いているにもかかわらず、この状態は改善しないし。この本に取り上げられている人達ぐらい活躍をする人材はこれからどんどん減っていくだろう。Twitterなどで、若くて優秀な人たちが貧困や就職(口がなくなるの)を理由に研究の道を断念する姿を見ると、この国に未来はないんだな、と実感する。2019/11/13
mitsu
1
先端の研究者達の紹介を集めた内容で少し前の書籍ですが、思ってたよりも面白かったです。ただ、頭の良い人は東大、京大が多いと再認識しました。2019/03/24