内容説明
障害をもつ子というと、私たちは何か特別な子どものように考えがちです。しかし、障害をもつ子どもも、何よりもまず、あたりまえのひとりの子どもなのです。そして、すべての子どもが本を必要としていますが、誰にもまして必要なのは障害をもつ子どもたちなのです。障害をもつ子の豊かな読書体験のために、健常児と障害をもつ子の大きな架け橋となる本のために、私たちは何をなさねばならないか―本書は、編集者・作家・画家・図書館員・先生など、子どもと子どもの本にかかわるすべての人に訴える、きわめて率直で具体的な提言です。
目次
障害をもつ子ども―1つの挑戦
障害をもつ子どもとは?
本と日々の生活
施設の子どもたち
障害をもつ子どもにふさわしい本
他の活動の出発点としての子どもの本
本に登場する障害児