内容説明
困難に立ち向かう勇気が湧くこの生きざま!酸素が平地の3分の1しかない「死の地帯」に自らの肉体だけで挑み続ける不屈の登山家が明かす窒息しそうな現代社会でサバイバルするための心の鍛えかた。
目次
はじめに―現代社会と標高八〇〇〇メートルの共通点
第1章 「無酸素」社会とは何か
第2章 「無酸素」社会で折れない「心」のつくり方
第3章 「孤独」と「無縁社会」を生き抜く術
第4章 介護という「避けられない現実」との向き合い方
第5章 「生きる」ことに疲れないための技術
第6章 「無酸素」社会を生き抜くためのQ&A(「ビジネス」についての悩み;「家族」についての悩み;「生きる」ことについての悩み)
おわりに―息苦しいのは世のなかではない
著者等紹介
小西浩文[コニシヒロフミ]
無酸素登山家。1962年、石川県に生まれる。15歳で登山を始め、1982年、20歳で中国の8000メートル峰シシャパンマに無酸素登頂。1997年には日本人最多となる「8000メートル峰6座無酸素登頂」を記録。現在、世界8000メートル峰全14座無酸素登頂を目指して活動中。酸素量が平地の3分の1になる8000メートル峰でも酸素ボンベを使用せず、自らの肉体と精神力を鍛えて登ることを信条としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒頭巾ちゃん
6
標高8,000メートル以上を酸素ボンベなしで登頂する筆者が、その登山と人生をリンクさせて話は進みます。 最後に、Q&Aがありその質問者と同じ境遇の人も多いと思います。 現代の「お金」を「酸素」という物質的なものに置き換えて話してくれます。世界を見てきた筆者からすれば、日本は仕事さえ選ばなければ十分仕事はあります。また、無酸素状態での大事なことは“心”だそうです。 つづきは http://plaza.rakuten.co.jp/ganbaranaiyo/diary/201212070001/2012/12/07
かめぴ
2
心理学だな。為になる。半端なく努力をしている人の言葉は説得力がある。また、押し付けがましくないところが、いい。心に染み入るなぁ。2013/09/15
ゆきまさくん
1
20代で大病を患いながらも、標高8000メートルの峰の無酸素登頂に何度も成功した人。 まさしくデスゾーンに自らの肉体だけで挑んできた不屈の男である。 死線を何度も潜り抜けた男にとり、自分の心でどうにもならない問題はないという。 凄い人だ。2018/08/11
今西行
0
根性論のようでありながら、それを読者が実践できるように噛み砕いて教えてくれるのでわかりよい。自分の進み方がわからない人の指針になる2011/11/24
ひで のぶお
0
なんじゃこりゃ。登山山頂の無酸素状態を現代に結びつけて生き抜こう。みたいな本。後半三分の一は質問コーナー。がっかり。2018/11/05
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- 和書
- 日常の断片 - 特装版B