単身急増社会の衝撃

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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532490683
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0033

内容説明

単身世帯は現在の30%から2030年には37%に―。非婚社会ニッポンで今、中高年男性を中心に単身化が急速に進む。社会的孤立・貧困・介護難民・孤独死など山積する難問に打開策はあるか。

目次

第1部 単身世帯の実態(単身世帯の現状とこれまでの増加要因;単身世帯はどの地域で増加してきたか)
第2部 単身世帯の増加が社会にもたらす影響(単身世帯と貧困;単身世帯と介護;単身世帯と社会的孤立;単身世帯予備軍)
第3部 海外の単身世帯(海外の単身世帯の実態とそれに関連した議論;英国における単身世帯の増加と政策対応)
第4部 単身世帯の増加に対して求められる対応(「自助」に向けてどのような環境整備が必要か;公的セーフティネットの拡充―「共助」と「公助」の強化に向けて;地域コミュニティーとのつながり―「互助」の強化;社会保障の拡充に向けた財源確保)

著者等紹介

藤森克彦[フジモリカツヒコ]
みずほ情報総研株式会社社会保障藤森クラスター主席研究員。1965年、長野県生まれ。92年国際基督教大学大学院行政学研究科修了、同年富士総合研究所(現みずほ情報総研)入社。社会調査部、ロンドン事務所駐在(96~2000年)などを経て、04年より現職。07年4月~08年2月まで日本福祉大学大学院社会福祉学研究科・非常勤講師。専門分野は、社会保障政策・労働政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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扉のこちら側

45
初読。2014年36冊め。一人暮らしでも安心して生活できる社会は、家族を軽視するわけではない。誰もが一人暮らしになる可能性がある時代。2014/01/27

Willie the Wildcat

28
文化、価値観のあり方を問う。単なる是非の問題ではなく、国家、企業、社会、そして個々人の観点。Bottomを踏まえた”変化”への対応。物理面以上に精神面。多面的要素での”妥協点”の見出しが急務。自助、共助、公助、そして互助。自身の老後を考えさせられる。各種データに裏付けられた現実。漠然とした認識が、論理性を持った知識に繋がる印象。2014/06/10

壱萬弐仟縁

7
孤独死、無縁社会の実態が、統計的に、かつ、章末のまとめにより、よくわかった。非婚化・晩婚化の原因は、非正規雇用者の急増にも求められてしかるべきだろう。2012/03/31

エドバーグ

5
世界と比較すると日本は低福祉、超低負担の国だったとは。国民は受益相当を負担していなかった。何時かは、つけがかえってくると認識しました。2019/12/25

midnightbluesky

4
センセーショナルなタイトルながら、データの裏づけに元づいた冷静な分析内容。著者の実体験による問題提起であったことには驚いた。2010/11/13

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