出版社内容情報
資本とイノベーションを利用し社会・環境問題を解決する
新しい経済システム「インパクト投資」を創始者が解説する
「FTが選ぶ2020年ベストブック」
「インパクト投資の創始者による必読書」
――フォーブス誌
「インパクト投資は、人類の経済システムを変革し救済するための、重要な新アイデアである」
――ポール・ローマー(ノーベル経済学賞受賞者)
「善行と経済的成功を両立したい人の必携書だ」
――ボノ(U2)
「[インパクト投資の]目標は、社会的な目的を組み込んだ新しい形の資本主義を築くことにほかならない。本書はこの革命に関心があるすべての人に読まれるべきだ」
――マーティン・ウルフ(フィナンシャル・タイムズ紙チーフ・エコノミクス・コメンテーター)
世界中で、資本主義と民主主義が大きな試練の時を迎えている。現状の格差のレベルは持続可能ではないことがいよいよ明白になってきた。先進国でも発展途上国でも、世界中の人々が社会的・経済的・環境的な配分が不公平なことを腹立たしく思っている。今日の不平等は政治的な原因によるところもあるだろう。だが主には経済システムの結果だ。
機会と結果をもっと公平に分配し、SDGsのような大きな社会課題を解決する新しいシステムに移行すべきときがやってきている。社会・環境のインパクトと利益の双方が生み出され、利益だけを優先することはない新しいシステム――インパクト資本主義が必要だ。
民間の投資資金を活用し、社会進歩を加速させる新しい手法――インパクト投資を、その創始者が解説する。
内容説明
民間の投資資金が社会進歩を加速する。SDGs時代に求められる新しい手法。
目次
第1章 インパクト革命 リスク・リターン・インパクト
第2章 インパクト起業家の時代
第3章 インパクト投資が作るニュー・ノーマル
第4章 インパクトを事業に組み込む
第5章 インパクト哲学の夜明け
第6章 より大きな問題をより早く解決する政府
第7章 インパクト資本主義の「見えざる心」
著者等紹介
コーエン,ロナルド[コーエン,ロナルド] [Cohen,Ronald]
グローバル規模のインパクト革命を主導する先駆的な慈善家、社会イノベーターであり、ベンチャー・キャピタリスト、プライベート・エクイティ投資家でもある。現在はインパクト投資グローバル運営委員会(GSG)委員長およびポートランド・トラスト会長を務める。社会的投資顧問会社ソーシャル・ファイナンスをイギリスとアメリカ、イスラエルで共同設立したほか、G8社会的インパクト投資タスクフォース(G8T)委員長(2013~2015年)、イギリスの社会的投資タスクフォースの委員長(2000~2010年)、英国ベンチャー・キャピタル協会創設会長、欧州ベンチャー・キャピタル協会会長を歴任。エジプト生まれ。11歳のときに難民としてイギリスに渡る。オックスフォード大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。オックスフォード大学時代にはオックスフォード・ユニオンの会長を務めた。現在は、テルアビブ、ロンドン、ニューヨークを拠点として活動している
斎藤聖美[サイトウキヨミ]
1950年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。日本経済新聞社、ソニー勤務の後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行のエグゼクティブ・ディレクターなどを経て独立。数々の企業立ち上げに携わり、現在はジェイ・ボンド東短証券代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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