- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > KADOKAWA ビームC
出版社内容情報
「雨ちゃんは、話の合わない、私のともだち」
私たちが雨ちゃんについて知っていること。
突然、郊外の古くて小さな平屋に引っ越したこと。
凝り始めると同じ料理ばかりを作り続けること。
そしてーー雨ちゃんは、恋をしない。
みんなとちょっと違うけど、変わっているのはみんなと同じ。
第26回手塚治虫文化賞【短編賞】受賞作家が贈る、「恋をしない」花山雨(30)を巡る群像物語。
●オカヤイヅミ ビームコミックス好評既刊●
[ものするひと]全3巻
[みつば通り商店街にて]
●コミックビーム 公式ツイッター●
@COMIC_BEAM
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
51
読書家様たちのレビューを読んで購入。恋をしない雨ちゃんと、周りの人達のお話。幼稚園の時からの同級生で話の噛み合わない友達のトヨちゃんとの関係性が凄く良い。もし、私の周りに雨ちゃんがいたら、協調性がなく我が道を行く雨ちゃんとは仲良くはなりづらいかもしれないけど、凄くカッコよく思うだろうな。トルティーヤやシュウマイが食べたくなりました。2024/08/03
くろねこ文学
7
何か独特の雰囲気を味わえる作品。ちょっと変わった雨ちゃんとその周辺の人々との交流。すごく仲が良くもないけど、気負いも衒いも気遣いもなく素で接することができる、ある意味安らぐ関係。何だろう?不思議な感じ。雨ちゃんは、恋をしない。みんなとちょっと違ってる。でも、恋は知りたい。って、雨ちゃんと友だちになりてぇ…。とりとめのないことしゃべりながら気兼ねせずにタコス食べたい。孤独と仲良しな感じが妙に心地よく謎の清涼感が。絵柄も雰囲気あります。いろいろとぼんやり考えながらゆっくり味わって読みました。 2023/12/12
うさやま
1
最初の一話目を読んだ時には、雨は恋愛をしない人だけれどみんなを癒やす不思議な能力を持っている、みたいなやつかなと思っていたけれど、それがすごくいい意味で裏切られていて、雨の側からもちゃんと描かれるし、いいなあって思った。2024/01/11
だだ子
1
雨と、その周りの人たちのお話。ドラマチックな展開もなく、何かが解決するわけでもなく。でも、なんだかじんわりとわかるなあ、と思った。心地よい絵柄が作品の世界にとても合っていて素敵な漫画でした。2024/01/03
たけのこ
1
オカヤイヅミ先生の最新作。いつとちょっとタッチ違いますね。人を好きにならない女性「雨」が軸に、雨とその周りの人を描く短編集。人を好きにならずブレることがなく、誰とでもフラットに接する雨の存在はどこか癒しを提供する。そんな癒しの空間を切り取った作品です。2023/12/21