良き社会のための経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 614p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532357825
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

出版社内容情報

ノーベル経済学賞受賞の「知の巨人」が放つ「本当に役に立つ経済学」。マクロからミクロ、ビジネスまで現実問題に経済学が答えます!日経2018年「エコノミストが選ぶ 経済図書ベスト10」第1位!
週刊ダイヤモンド2018年「ベスト経済書」第7位!
「経済学は世界に開かれた窓だ」(ジャン・ティロール)
柳川範之・東京大学教授推薦!
「経済学への情熱に溢れた本。知の巨人が、経済の諸問題を快刀乱麻! 」
北村行伸・一橋大学教授が解説を執筆

★ノーベル経済学賞が複数受賞可能なら何本受賞してもおかしくない、質量とも世界最高峰の業績を誇るティロール先生が、初めて一般向けに書き下ろした経済書! 良い社会をつくるために経済学はどう役立つのか、現実感覚に富んだスーパー経済学者が万人向けにわかりやすく解説します。

★なぜ、経済学が社会の問題を解決するのに活用できるのか、というそもそも論から、社会の制度、環境や雇用・失業、金融危機などのマクロ的な経済問題、競争政策や産業政策、イノベーション、規制など、幅広いテーマを取り上げます。ティロール先生がこれまで積み重ねてきた知見が凝縮されている本であり、自らの学者としての生活を交え、一般の読者向けに解説します。数式は一切なく、経済学を知らない人でも読みこなせる。質が高く、広く長く読まれる良書です。

★ティロール経済学の特色は、完全市場や完全情報などを前提とする従来の経済学とは異なり、不完全市場や経済的インセンティブだけで人は動かないなど、より現実的な前提をおいて、企業や個人、政府の行動を説明し、望ましい行動を促すための制度設計を提案する点にあります。「現実に使える経済学」「社会を良くするための経済学」です。

★ジャン・ティロール教授は2014年ノーベル経済学賞を受賞した、「スターの中のスター」といわれる「知の巨人」。ゲーム理論を応用した産業組織論、金融論、バブル論など、広範なフィールドにわたってきわめて優れた研究を相次いで発表。ノーベル経済学賞は「市場支配力と規制」に関するテーマで受賞しましたが、他の分野での受賞も取り沙汰されたほど研究領域は多岐にわたります。また、優れた理論家であると同時に現実感覚に秀でた研究者と評されています。

日本語版序文

 第?部 社会と経済学
第1章 経済学はお好きですか?

第2章 市場の倫理的限界

 第?部 経済学者の仕事
第3章 市民社会における経済学者

第4章 研究の日々

第5章 変貌を遂げる経済学

 第?部 経済の制度的枠組み
第6章 国 家

第7章 企業、統治、社会的責任

 第?部 マクロ経済の課題
第8章 気候変動

第9章 失 業

第10章 岐路に立つヨーロッパ

第11章 金融は何の役に立つのか?

第12章 2008年グローバル金融危機
   
 第?部 産業の課題
第13章 競争政策と政治

第14章 デジタル技術とバリューチェーン

第15章 デジタル経済と社会的課題

第16章 イノベーションと知的財産権

第17章 産業規制

解 説 ジャン・ティロールの経済学 北村行伸

ジャン・ティロール[ジャンティロール]
著・文・その他

村井 章子[ムライアキコ]
翻訳

内容説明

経済学が社会全体の利益のためにできること、なすべきことは何か。どう役立てることができるのか。どのような方法論でそれは可能なのか―。幅広い研究範囲を誇り、それらすべてにわたる優れた業績で知られ、世界の経済学研究をリードする「知の巨人」が一般読者向けに初めて書いた経済学啓蒙書。全編にわたり、経済学のあるべき姿を追究。市場と経済学に対する不信感が高まる中で経済学のあり方、経済学者のなすべきことを問うとともに、国家と市場の関係、企業組織・企業統治、気候変動、失業、ヨーロッパ経済、金融、金融危機、競争と産業政策、デジタル革命、イノベーション、産業規制など、世界が直面するさまざまな難題に対して経済学がどのような解決策を示すことができるのか真摯に論じる。

目次

第1部 社会と経済学(経済学はお好きですか?;市場の倫理的限界)
第2部 経済学者の仕事(市民社会における経済学者;研究の日々;変貌を遂げる経済学)
第3部 経済の制度的枠組み(国家;企業、統治、社会的責任)
第4部 マクロ経済の課題(気候変動;失業;岐路に立つヨーロッパ;金融は何の役に立つのか?;二〇〇八年グローバル金融危機)
第5部 産業の課題(競争政策と政治;デジタル技術とバリューチェーン;デジタル経済と社会的課題;イノベーションと知的財産権;産業規制)

著者等紹介

ティロール,ジャン[ティロール,ジャン] [Tirole,Jean]
経済学者。2014年度ノーベル経済学賞受賞。トゥールーズ・スクール・オブ・エコノミクス(TSE)運営評議会議長、トゥールーズ高等研究所(IAST)チェアマン、トゥールーズ第1大学産業経済研究所(IDEI)学術担当所長、およびマサチューセッツ工科大学(MIT)客員教授。世界で最も影響力のある経済学者の一人。産業組織論、規制政策、組織論、ゲーム理論、ファイナンス、マクロ経済学、経済と心理学などの分野でそれぞれ第一級の研究を行う。専門論文は200本を超え、そのほとんどが一流経済学術誌に掲載されている。1953年フランス生まれ。フランスのエコール・ポリテクニークなどで工学の学位、パリ第9大学で数学博士号、MITで経済学Ph.D.を取得。MIT教授などを経て現職。ノーベル経済学賞のほか、数々の受賞歴がある

村井章子[ムライアキコ]
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

104
ノーベル経済学賞受賞のジャン・ティロールによる経済学一般にわたる評論集のような感じの本です。まだ訳書は少ないのですが、国際金融、産業組織論、ファイナンスなどの教科書をものにしておりその範囲は非常に広範にわたっています。この本でも経済学とはということから経済学研究について、さらにはマクロ的な観点からの分析と産業についての課題について論じられています。経済学の基本的な教科書を読んだのちに読むとわかりやすい気がします。2020/03/19

みねたか@

30
ノーベル経済学賞受賞など輝かしい業績を誇るティロール先生が、初めて一般向きに執筆された書。経済学の今、気候変動、失業、そして金融危機など多様な論点について、現状・課題を分析し解決案の提案も試みる。語り口はいたってソフト、専門用語の羅列に陥らず文章も読み易い。しかし、あまりにも内容が濃く,情報量も多いためか腹落ちするまでは咀嚼できない。それでも、これだけは覚えておきたいという綺羅星のような一文がいくつもあって、重たい大部の書物に向きあった甲斐はあったと思う次第。2022/03/23

おせきはん

16
経済学、経済学者、そして社会の様々な課題と経済学について、数式を使わずに解説されています。個々の課題に対する解決策もさることながら、特に、経済学に関する説明はポイントが簡潔かつ明快に示されていて、勉強になりました。2019/07/04

koji

15
2018年日経新聞ベスト経済書第一位。著者ジャンティロール(フランス)は、「市場の力や規制についての分析」で2014年にノーベル経済学賞を受賞しています。本書は、①経済学と経済学者の考察、②重大な社会的課題の解説から成り、一般人向けとうたわれています。しかし、それなりに経済知識を要求する上、616頁と大部で、読み終えるのに骨が折れました。唯それでも、今の社会に不満と不安を覚え、その課題解決へのアプローチに悩んでいる人、とりわけ経済学は役立たずと感じている人には、読了後違う地平が見える書としてお薦めします。2020/03/18

hana87

11
日本を憂う本は沢山あるが、フランスを憂う本が翻訳されて、私の手元にあることを、とにかくありがたく思う。経済学の大家だからといって、この本を訳して日本でどれだけ読まれる見込みがあったのか、果たしてナゾですが、多様性、新しい視点という読書の素晴らしさを存分に味わえる一冊です。

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