出版社内容情報
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
192
第173回芥川賞候補作第一弾(1/4)、向坂 くじら、2作目です。本作は、芥川賞っぽい作品、インパクトもあり、受賞でも良かった気がしますが、上位2作にも押されなかったのは、文藝春秋刊でなかったせいでしょうか❓ https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039701/ 7月は、本書で読了です。2025/07/31
シナモン
98
自宅の庭にテントを張ってそこを居場所にする。子どもっぽいなんとも中途半端な家出。読みやすかったけど、内容に共感できるところが少なくて私には合わなかったかな。芥川賞候補作。文藝2025年春季号にて読了。芥川賞候補作、3作品読んだけど、今回はどれも自分には難しくて。読む筋力が鍛えられました😅2025/07/11
ネギっ子gen
71
【焼夷、自衛、愛】著者の感性が光る作品。表紙・題名も良し。バレエスクールで、アンノやモリちゃんの顔の造作を、男の子二人がこそこそ笑ったことにアンノは怒って一人の右頬を叩き、先生から「それじゃ美しくないわ。7歳からはもうレディなのよ」と言われ、「たたいたのはいけなかった」と答えた時、迎えに来た母は先生をにらみ、「理由もなく人に手をあげるような子じゃありません。わたしには、わかります」とアンノの味方をする。で、<アンノの頭は、もともとそうなることが準備されていたみたいに、てっぺんからパカっと割れた>と―― ⇒2025/07/14
itica
63
バレエを習っていた少女アンノは、長じるにつれて独特の思考を持つようになる。正直、私はアンノのことが理解できていないと思う。母親が決めつけたり押しつけたりせず、辛抱強く話を聞いていれば、現状は少し違ったのだろうか。何が正解なのか分からないし、この先どうなるのか想像もつかないけれど、アンノが自立して自分の足で歩いて行ければ状況は好転すると思う。それを願っている。 2025/08/27
もぐもぐ
48
向坂さん、読みやすいし雰囲気も好きなんだけど、今回は話に入り込めきれず残念。繊細なアンノの生きづらさが読んでてとても辛かった。誰かが特別悪いわけじゃなく、意思疎通がうまくいかないもどかしさを感じながら、自分がアンノの家族だったらどう接すればいいのだろうと考えてました。アンノの行末がとても心配。2025/09/23
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