出版社内容情報
大証vs東証vs村上ファンド??。様々な思惑が絡み合った前代未聞の取引所買収合戦。その舞台裏の全てを描く迫真のドキュメント。相次ぐ不祥事、村上ファンドの攻勢、店頭市場統合、そして東証との合併--。金融ビッグバンにより市場間競争の時代の到来が叫ばれたが、まさか日本でも取引所の買収合戦が繰り広げられるとは! 本書は、日銀から大阪証券取引所に常務理事として入り、社長となった米田道生氏を中心に、証券取引所同士の激しいM&A合戦という前代未聞の闘いを活写する経済読み物。
巽悟朗(光世証券社長、大証社長)、村上世彰(村上ファンド代表)、斉藤惇(東証社長)ら一癖も二癖もある攻防戦の主要人物の言動を紹介しながら、日本の証券市場が抱える構造問題も浮き彫りにする。
プロローグ 狙われた株式市場
第1章 「仮装売買」の深い闇
第2章 目算外れたナスダック・ジャパン
第3章 「素人新社長」を襲う荒波
第4章 村上ファンドとの攻防
第5章 起死回生のジャスダック買収
第6章 長引いた東証との統合交渉
前田 裕之[マエダヒロユキ]
日本経済新聞社編集局経済解説部編集委員室編集委員
1986年東京大学経済学部卒、日本経済新聞社入社。。主な著書に『激震 関西金融』『地域からの金融革命』『脱「常識」の銀行経営』『ドキュメント 銀行』、共著に『松下 復活への賭け』『アベノミクスを考える』『経済学の宇宙』(岩井克人氏の聞き手を務める)など
内容説明
相次ぐ不祥事、村上ファンドの買収攻勢、新興市場統合、そして東証との統合―。競争とは無縁だったはずの日本の株式市場に一体何が起きたのか?米田道生、巽悟朗、村上世彰、斉藤惇らによる激しいM&A合戦の真相を、初公開の内部資料にもとづいて明らかにする経済ドキュメント。
目次
プロローグ 狙われた株式市場
第1章 「仮装売買」の深い闇
第2章 目算外れたナスダック・ジャパン
第3章 「素人新社長」を襲う荒波
第4章 村上ファンドとの攻防
第5章 起死回生のジャスダック買収
第6章 長引いた東証との統合交渉
著者等紹介
前田裕之[マエダヒロユキ]
日本経済新聞社編集局経済解説部編集委員室編集委員。1986年東京大学経済学部卒、日本経済新聞社入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
mm71
Hiroo Shimoda
kaio