ドキュメント狙われた株式市場―大証・東証・村上ファンドM&A戦記

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532357207
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C3033

出版社内容情報

大証vs東証vs村上ファンド??。様々な思惑が絡み合った前代未聞の取引所買収合戦。その舞台裏の全てを描く迫真のドキュメント。相次ぐ不祥事、村上ファンドの攻勢、店頭市場統合、そして東証との合併--。金融ビッグバンにより市場間競争の時代の到来が叫ばれたが、まさか日本でも取引所の買収合戦が繰り広げられるとは! 本書は、日銀から大阪証券取引所に常務理事として入り、社長となった米田道生氏を中心に、証券取引所同士の激しいM&A合戦という前代未聞の闘いを活写する経済読み物。
巽悟朗(光世証券社長、大証社長)、村上世彰(村上ファンド代表)、斉藤惇(東証社長)ら一癖も二癖もある攻防戦の主要人物の言動を紹介しながら、日本の証券市場が抱える構造問題も浮き彫りにする。

プロローグ 狙われた株式市場

第1章 「仮装売買」の深い闇

第2章 目算外れたナスダック・ジャパン

第3章 「素人新社長」を襲う荒波

第4章 村上ファンドとの攻防

第5章 起死回生のジャスダック買収

第6章 長引いた東証との統合交渉

前田 裕之[マエダヒロユキ]
日本経済新聞社編集局経済解説部編集委員室編集委員
1986年東京大学経済学部卒、日本経済新聞社入社。。主な著書に『激震 関西金融』『地域からの金融革命』『脱「常識」の銀行経営』『ドキュメント 銀行』、共著に『松下 復活への賭け』『アベノミクスを考える』『経済学の宇宙』(岩井克人氏の聞き手を務める)など

内容説明

相次ぐ不祥事、村上ファンドの買収攻勢、新興市場統合、そして東証との統合―。競争とは無縁だったはずの日本の株式市場に一体何が起きたのか?米田道生、巽悟朗、村上世彰、斉藤惇らによる激しいM&A合戦の真相を、初公開の内部資料にもとづいて明らかにする経済ドキュメント。

目次

プロローグ 狙われた株式市場
第1章 「仮装売買」の深い闇
第2章 目算外れたナスダック・ジャパン
第3章 「素人新社長」を襲う荒波
第4章 村上ファンドとの攻防
第5章 起死回生のジャスダック買収
第6章 長引いた東証との統合交渉

著者等紹介

前田裕之[マエダヒロユキ]
日本経済新聞社編集局経済解説部編集委員室編集委員。1986年東京大学経済学部卒、日本経済新聞社入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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trazom

3
大阪証券取引所が日本取引所グループ(JPX)に吸収されたのは、大阪の地盤沈下の象徴だと思っていたが、そんな単純な話ではなかったようだ。大証は生き残りをかけて、ナスダックとの提携、ヘラクレス市場の開設、先物市場への挑戦、ジャスダックへのTOBなど様々なチャレンジを行うが、結果的に東証に統合される。東京が大阪を救済してくれたのだと思っていたが、実は、ジャスダックのような将来の光明を見出そうと奮闘した大証に利用価値があったということなのだろう。プライドを捨て、日本のために統合の決断をした米田道生大証社長に拍手。2017/03/14

mm71

3
日銀から大証に転出した米田氏の目を通しての証券市場の歴史。関連会社による仮想売買、ナスダックジャパン構想、上場、システムトラブル、村上ファンドとの攻防、ジャスダック買収、東証との統合と90年代後半から最近までの歴史がたどれます。2017/02/13

Hiroo Shimoda

0
ドラマが足りない。2017/06/26

kaio

0
☆1.5/52017/03/05

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