日本農業は世界に勝てる

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日本農業は世界に勝てる

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532356378
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本農業に絶望する必要はない。日本農業のポテンシャルは高い。日本人に染みついた農業・農村の誤った伝説をくつがえし、農業立国への道を具体的に説く。「減反」「農協改革」が話題のいま、改革への道を展望する。

内容説明

TPPにも対応できる強い農業が誕生する!戦後70年続いた「農業弱体化政策」を大転換せよ。日本農業の高い潜在力が花開く。グローバル化はチャンスだ。最有力なのは米の輸出だ。日本農業の「革命的未来」を展望。

目次

第1章 日本農業の潜在能力:農業を“工業化”しよう
第2章 日本農業のビジネス環境が変わる
第3章 作られた“弱い農業”
第4章 日本農業を壊す者
第5章 国民を欺く主張
第6章 日本農業を強くするために
第7章 農協改革とTPP:アンシャン・レジームの解体

著者等紹介

山下一仁[ヤマシタカズヒト]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。経済産業研究所上席研究員。1955年岡山県生まれ。1977年東京大学法学部卒業、農林省(現農林水産省)入省。農林水産省ガット室長、(在ベルギー)EU日本政府代表部参事官、食糧庁総務課長、国際部参事官、農村振興局次長などを歴任。1982年ミシガン大学行政学修士、同大学応用経済学修士。2002年OECD農業委員会副議長。2005年東京大学農学博士号取得。2008年農林水産省退官。専門は食料・農業政策、地域振興政策、農業と貿易交渉、環境と貿易、食品の安全と貿易など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

28
日本農業の真価は森林と水田(35頁~)。柳田國男は農水省法学士第1号(41頁)。中山間地域では鮮明な色の花の生産も行われている。高収益を上げられるワサビは、標高が高くて冷涼な中山間地域に向いている。ポテトチップス用のイモも同様なようだ(53頁)。条件不利を不利と思考停止せず、最適な作目を選択してコメ以外にも目を向けることの大切さを教えている。中山間の製品差別化、高付加価値化の道(54頁)は大いに研究の余地がある。少子高齢化のネガを跳ね除けるアイデア農業が未来を創ると思う。 2015/07/30

muu

8
農林族議員、農林水産省、農協の「農政トライアングル」。その三つの柱である高米価、農地、農協の問題はかなり深刻で、今までどれだけ日本の農業を蝕んできたか理解することが出来た。農政の様々な目くらましに会ってきた消費者は、改めて日本の食料問題、またTPP問題に対して考えるべきである。もはや、農協は農家の為にあるのではなく、自分達の地位を守るために減反や農地、TPP反対運動に取り組んできたのである。考えても見れば、減反で高米価を保ち、海外の農産物に関税を課すことは、消費者にとってなんのメリットもないのである。2015/12/20

saru

4
無茶なことを時折主張している2015/08/12

Junichi Wada

3
日本の農業が世界に比して規模は小さいながらも単収の高さからカバーする事ができる。しかし、そこには強力な妨害者農協組織があるという主張。確かに鋭い指摘もあるが、農協や関連団体への批判ありきのようでならない。数字の使い方もうまい。読み手のリテラシーも必要な一冊か。2020/09/29

農&iot

1
農協批判がメインだが、ゾーニング制度など視野が広がった。過去には、タケノコ生活など農家の力がある状況。2018/01/07

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