税で日本はよみがえる―成長力を高める改革

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税で日本はよみがえる―成長力を高める改革

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532356330
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

法人税改革はもとより、製造業を優遇する租税特別措置の見直し、サービス産業、ベンチャー企業のパワーを高める措置、女性労働力化、自立支援のための仕組みなど、経済力を高めるための税制全体にわたる改革を提案。

内容説明

税制は国の未来を劇的に変える!改革すべきは法人税だけではない。個人の自立を促し、女性が働きやすい税制、資産・所得格差の縮小、マイナンバー制度の活用など、グローバル化、少子高齢化に対応し、経済成長を支える税制のあり方を、世界の先進事例、戦後の歴史を踏まえ、税の第一人者が明快に論じる。

目次

第1章 税は国の未来を変える
第2章 究極の法人税改革
第3章 税の攻防:企業vs.国家―租税回避への対応
第4章 税で促す個人の自立
第5章 税で女性パワーを引き出す:就労から子育てまで
第6章 マイナンバーを活用せよ
第7章 資産・所得格差と税制
第8章 少子高齢化モデルとなるグローバル時代の税制

著者等紹介

森信茂樹[モリノブシゲキ]
中央大学法科大学院教授。(一社)ジャパン・タックス・インスティチュート所長、東京財団上席研究員、財務省財務総合政策研究所特別研究官、法学博士(租税法)。1950年広島生まれ、1973年京都大学法学部卒業、大蔵省入省。茂原税務署長、在ロサンゼルス総領事館領事、英国駐在大蔵省参事(国際金融情報センターロンドン所長)、証券局調査室長、主税局調査課長、税制第二課長を経て1998年主税局総務課長、1999年大阪大学法学研究科教授、2003年東京税関長、2004年プリンストン大学で教鞭をとり、2005年財務総合政策研究所長、2006年財務省退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

13
法人税パラドックス:表面実効税率を引き下げても、GDPに占める法人税収は増加傾向(71頁)。赤字法人が多いワケ:個人事業形態より法人の方が税制面で有利という理由からの法人成りによるところが大きい(84頁)。固定資産税:農地、新築住宅の特例措置があるが、政策的な意義として時代遅れ(91頁)。租税回避:違法な脱税でも、合法な節税でもない、グレー分野の行為(113頁)。グラエッツ教授はこれを頭の良い人によって考え出されるものの、税金以外の観点からはまったく意味のないばかげた取引(120頁)としている。2015/08/12

takao

3
ふむ2023/08/14

TadashiK

1
世界各国の税制を研究した著者による日本の税制・マイナンバー制度活用方法を提言した本。難解なトピックではあるが、分かりやすく解説されていてストレスなく読み進められた。それにしても多国籍企業のグレーな節税スキームである「ダブルアイルランドダッチサンドイッチ」を考え付いたタックスプランナーは天才。でも尊敬できない。2016/02/01

AZALEA

1
★★★★★2015/07/28

しょう

0
現在の税を取り巻く環境を理解するのに有用な一冊。法人税率を下げる政策を打ち出すという一方、消費税率をあげるというのは一般人には理解できなかったが、本書の丁寧な説明もあり納得。税制等の提言もあり、役に立った。確かに著者のとおりに進むのであればいい方向に向かうかもしれないが、実社会においては論理より感情で決まることも多々あり、税制とは難しいものであることを再認識。2016/02/27

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