新潮文庫<br> 果心居士の幻術 (改版)

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新潮文庫
果心居士の幻術 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101152233
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

超人的な力の持主であるがゆえに、戦国時代の武将たちの運命を左右しながらも、やがては恐れられ殺されていった忍者たちの不可思議な生き様を描いた『果心居士の幻術』『飛び加藤』。そのほか、日本建国の神話に題材を取った『八〓(た)烏』から、幕末・新選組の裏面史を扱った『壬生狂言の夜』まで、歴史の中に埋もれた興味深い人物・事件の数々を掘りおこした作品集。

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923‐1996。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。’66年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。’93(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、’71年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kazi

70
短編小説集だが忍者・新撰組・日本建国神話などなテーマがばらばらでごった煮感が凄い。最初期の作品集であり、のちにトレードマークとなった余談などの独特の語り口がまだ完成していないように感じた。個人的には表題作の「果心居士の幻術」がぶっちぎりで面白かった。ここまで強力な通力を持った果心居士を忍者と呼んでよいのか?もはや怪人・神仙の粋ですな(^▽^;) 実在が疑問視される人物だが、さまざまな文献に名前が残っており歴好きの興味を引く題材だと思う。素晴らしい題材から、最高の短篇を作り出す司馬先生の技量がお見事。2020/12/10

えみ

69
果心居士の幻術に武将たちが惑い、感嘆しながらもその凄さゆえに恐れをなし、彼の存在に戦々恐々としている様子が重厚な文章で描かれている。さすが、言葉の圧が違う。司馬遼太郎作品はいつだって襟を正して読みたくなる作家だ。歴史上、その存在に光が当てられなかった者たちが主役のこの小説は、戦国時代の忍者の活躍から始まり、八咫烏の苦悩、新選組隊士・松原忠司の厄災等々、巡るめく時代に消えた刹那の物語。短編でも一話一話のこの満足感、また一つ歴史の中に通説となっていくような解釈生み出してくれた。という期待感が高まる。良き一冊!2022/12/29

明智紫苑

62
表題作以外にも微妙な変人が何人か出てくるな。怪しい状況が淡々と描かれているが、最後の話が一番とんでもないかもしれないね。2017/07/25

レアル

58
短編集。幻術等といった司馬氏の小説は読んだ事はあっても「八咫烏」といった(日本書紀の神話を描くなら<それでも異色な感じもするが>司馬氏らしいと納得も出来るのだが)その神話を擬人化する物語という、こういう類の物語を初期の頃は描いておられた事にまず驚いた。そして司馬氏の描く小説の時代区域としても古く、こちらも読んでいて新鮮な感じがする。勿論話の内容が面白いのが一番良いのだが、それ以上に司馬氏の短編の中でも斬新な感じもあり、短編はあまり好みではない私でもこの作品は、お気に入りの作品の1つになりそう。2017/11/14

AICHAN

56
再読。短編集。表題作のほか「飛び加藤」「壬生狂言の夜」「八咫烏」「朱盗」「牛黄加持」を収録。「牛黄加持」では真言宗の僧侶が精液で溶いた顔料で絵曼荼羅を描く。絵曼荼羅が本当に精液を用いて描かれるとすればなんとも気色悪い。2022/12/09

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