出版社内容情報
株式相場の大幅な下落。四川大地震。所得格差、地域格差の拡大は止まらず、中国は試練の時を迎えている。さらなる成長に不可欠なものとは――。
2022年までに中国は、共産党の一党支配体制から離脱する「革命」が起きる! それは民衆の暴動ではなく、共産党自らの手で実現される。民主化は必然なのだ。経済と政治の両側から、中国の胎動を鋭く描く意欲作。
内容説明
2022年へ準備はすでに始まっている。世界が認める超大国へ、持続的な経済成長を求め、中国共産党が選んだのは、自らの手で一党支配体制を離脱する道だった。
目次
第1章 ポストオリンピックの中国経済
第2章 中産階層の台頭と民主化からの逃避
第3章 「中国崩壊論」の崩壊
第4章 政治改革の遂行へ背水の陣
第5章 経済成長が促す政治改革
第6章 民主化へのグランドビジョン
著者等紹介
呉軍華[ウジュンファ]
1983年中国復旦大学卒業。90年東京大学大学院博士課程修了。同年日本総合研究所入社。香港駐在首席研究員、香港駐在事務所所長、ハーバード大学客員研究員、米AEIリサーチフェロー、ジョージワシントン大学客員研究員などを経て、現在は日綜(上海)投資コンサルティング有限公司董事長・首席研究員、日本総合研究所理事・主席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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