内容説明
全世界に点在する海外米軍基地はなぜ必要なのか、そもそも海外に他国の基地が存在できる理由とは何か。侵略抑止、同盟関係強化、紛争防止、グローバル補給ネットワーク…21世紀においてもその論拠は通用するのか。海外米軍基地が米国、同盟国、国際社会にもたらした影響を分析し、基地の政治学から米国再編を問う。
目次
1 歴史の遺産
2 深刻化する脆弱性―前方展開の様態の変化と、政策との関連性
3 基地の政治学―その概念についての序論
4 闘争の性質
5 基地政治の環境―比較検証
6 基地政治の解剖―四つのパラダイム
7 基地政治のマネジメント―地方の重要性
8 財政の公式―地元の利益、基地の安定、負担の分担
9 基地とアメリカの戦略―新たに生まれた選択肢
10 これからの政策と理論に向けて
著者等紹介
カルダー,ケント・E.[カルダー,ケントE.][Calder,Kent E.]
1948年米国ユタ州生まれ。ハーバード大学政治学部でライシャワー教授の指導を受け、博士号取得。1983年から2003年までプリンストン大学ウッドロー・ウィルソン政治大学院で教鞭を執る。米戦略国際問題研究所(CSIS)日本部長(1989‐1993)および、駐日米大使特別補佐官(1997‐2001)を歴任。2003年よりジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)エドウィン・O・ライシャワー東アジア研究センター所長。90年度大平正芳賞、有沢広巳賞、97年度アジア・太平洋賞大賞受賞
武井楊一[タケイヨウイチ]
翻訳家。1951年生まれ。早稲田大学商学部卒業。商社勤務などを経て翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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