内容説明
平泉は、東日本で突出した文化遺産の宝庫。「述べて作らず」に、その内側と外側から、学術書の枠を超えた評言・証言。「亡びの美」論を回顧。金色堂で悲しくなったM君のレポート。柳の御所遺跡保存のために川を動かした良識と英断。西行が見た衣川の館とは。著者の心にのこる人々をとおして平泉の歴史と景観、信の美と用の美を語るエッセイ。
目次
文化財保存と「亡びの美」論
名匠の見る目
藤島亥治郎のことばによせて
平泉と西行
芭蕉の平泉
平泉の四季
文化財の故郷
景観と風土
伝統
平泉今昔
著者等紹介
佐々木邦世[ササキホウセイ]
中尊寺仏教文化研究所長。大正大学講師。平泉文化会議所副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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