内容説明
オランダ人画家のポールトフリートと医師のヒュイゲンがノームの生活と活動を細かく観察して詳細なガイドブックを記したのは約４０年前。それ以来ずっと、多くの子供や大人を魅了し、世界５０か国以上で出版されてきた永遠の名作が、読みやすい小型版でかえってきました。
目次
歴史的背景
生息地域
容貌
帽子について
生理機能について
筋肉組織
匂いの世界
病気と治療法
怪我について
負傷者の運搬〔ほか〕
著者等紹介
ヒュイゲン，ヴィル［ヒュイゲン，ヴィル］ ［Ｈｕｙｇｅｎ，Ｗｉｌ］
１９２３‐２００９。オランダ、アメルスフォールト生まれ。内科医であり童話作家。『ノーム』の不思議なお話によって世界的に知られるようになった
ポールトフリート，リーン［ポールトフリート，リーン］ ［Ｐｏｏｒｔｖｌｉｅｔ，Ｒｉｅｎ］
１９３２‐１９９５。オランダの人気画家のひとり。仲間うちでは“野生生物画のバッハ”と呼ばれていた。１９９５年に亡くなるまでに、２０冊以上の本にイラストを提供（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
56
とても楽しかった。不思議な小人・ノームについて詳しく知ることが出来る図鑑のような本。もう、絵が凄くいい。小人たちの表情も、住んでいる家の装飾も、動物たちとのふれあいも。小人たちについての伝承もいくつか記載されていて、これも面白かった。2018/12/22
二戸・カルピンチョ
21
これはマジで凄いよ！あー、全然ノームの事はノーマークだったぁ…こびとずかんはこれのオマージュなのかも知れない。これのほうが特段上なのですが。わあ、凄いなぁ楽しいなぁ、なんて眺めていると、最後に突きつけられる人間界と自然界とが乖離してしまっている問題。自然界は宇宙のリズムを知っていて、宇宙が生まれて消滅して、また生まれてたまたまそこにいるだけの生命で、人間は全くもって、そのリズムに乗れていないのですよね、ノーム。2022/11/07
花林糖
21
リアル感が凄く出ていて、実際にノームを観察したのでは？と錯覚してしまいそうな情報量豊かなノームの図鑑。ノーム達の表情豊かな絵が◎。ノームに纏わる伝説も記載されていて読み応え有り。平均年齢は400歳。リウマチに罹りやすい。結婚すると必ず双子が生まれる。 2022/10/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
外国のファンタジー映画に登場する不思議な小人ノームの研究書。体のつくり、暮らしぶり、歴史など細かく書かれています。身長は15㎝、平均寿命は400歳！こちらは新装版ですが、40年以上前に書かれた本です。2020/10/05
ツキノ
15
子どもの頃出版されたサンリオ版を親にねだったか、お年玉だったかで買って持っていた本(現存せず)。復刊したのは知っていたけれど、これは新装愛蔵版として今年8月に出たもの。すごい！これで1800円だなんて…「子供から大人まで家族みんなが夢中になれる永遠の本」というのは本当。遠藤周作のあとがきも興味深い。ノームについては「結婚すると、必ず双子が生まれる」とか。これで思い出した、わたしは「子どもは結婚すると生まれる、性別とは人数は人それぞれだけれど」と思っていたのだけれど、この本からその考えは生まれたのかも…2017/10/31
