内容説明
「上げ潮」派対「財政タカ」派。経済成長と消費税をめぐる政策闘争のドラマ。
目次
第１部 対決と協調（「サンドバッグ」谷垣禎一―宿命の歳出歳入一体改革；小泉純一郎の深慮遠謀―経済財政諮問会議の転機）
第２部 「骨太」攻防（竹中平蔵神速の仕掛け―「官」の秘策・行革推進法；「財政タカ派」の与謝野馨―リベンジへ欧州型補佐室；吉川洋と本間正明の苦衷―成長率・金利で神学論争；福井俊彦「独立性」の覚悟―量的緩和解除の政治力学；小泉純一郎の深謀遠慮再び―自民党丸投げの奇手；伊藤達也と裏検証チーム奪取「経済財政一体改革」の楔；「上げ潮」中川秀直の蛮勇―歳出削減策の黄金比率；柳澤伯夫・税の論理―二〇一五年度の未完のゴール）
第３部 継承と断絶（安倍晋三の賭け―成長重視路線と税調改革；大田弘子の狭き道―「増税なき財政再建」の虚実）
著者等紹介
清水真人［シミズマサト］
１９６４年京都府生まれ。１９８６年東京大学法学部卒業、日本経済新聞社に入社。政治部（首相官邸、自民党、公明党、外務省などを担当）、経済部（大蔵省などを担当）、ジュネーブ支局長を経て２００４年９月より経済解説部編集委員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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tacacuro
1
経済再生と財政健全化の両立は、政府の経済財政政策の長年のテーマ。その方針は毎年6月頃「骨太方針」としてとりまとめられているが、過去の骨太方針の中で唯一7月まで調整がずれ込んだのが「骨太方針2006」。なぜ7月までずれ込んだのか、その策定プロセスの詳細を勉強するならこの本が一番。2018/01/29
メルセ・ひすい
0
9. 18 日経記者による・・・ 話がくどくて分かりにくい。 目次だけｲﾔﾆ大げさ・・ 小泉前首相の政権担当期間中最後となった、昨年の「骨太の方針２００６」を中心に、安倍晋三首相への政権移行後の動きと「骨太０７」への加速までを視野に入れ、経済財政政策の決定プロセスの検証を試みたドキュメント。 ・・米国主導・CIA.様・ご指導の裏がありありなのに空々しい。 郵政の土地・金が目当ての米国の傀儡・ｶｲﾗｲ・ｸｸﾞﾂ政権。2007/08/18
muko1610
0
★★2009/10/19
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