出版社内容情報
著者が2001年に著した『日本経済 非常事態宣言』より、現在のデフレ状態の特異性やその解決法などを説明した重要項目を全面的に改稿して収録。危機に直面した日本経済を救うための最後の手段、銀行の不良債権処理と企業の再生を同時に実現するための青写真を明示する。
内容説明
前著『日本経済非常事態宣言』で今日の事態を的確に見通した著者が、再び世に問う、日本経済への緊急提言。デフレと不良債権問題の因果関係を解き明かし、大胆な銀行・企業同時再生のプログラム、それを実行するための「緊急経済安定本部」の創設、デフレ脱却の「痛み」に耐えるための雇用安定策、を提示する。
目次
第１章 日本経済を救う「最後の方法」は何か（デフレ論議の混迷を解く；財政派、金融派を超えた議論 ほか）
第２章 非常事態宣言による日本再生のプログラム（資本主義の一時停止；完全なる不良債権処理のスキーム）
第３章 不良債権問題の本質（デフレ対策が先か、不良債権処理策が先か；経済システム問題としての不良債権問題 ほか）
第４章 このままでは静かなる衰退へ（「軟着陸派」の反撃；「竹中シナリオ」の骨抜き化 ほか）
