財閥のマネジメント史―誕生からバブル崩壊、令和まで

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財閥のマネジメント史―誕生からバブル崩壊、令和まで

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  • サイズ A5判/ページ数 332p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784532324513
  • NDC分類 335.58
  • Cコード C0034

出版社内容情報

 江戸時代の武士は競争という言葉を嫌ったという記録も残っている日本。日本企業の競争のスタイルは、「相手のいない競争=能力を高める競争」でした。その結果、良いものを作って市場シェアを高めるが、そんなに利益が出ない構造となってしまっています。
 競争を回避するスタイルがどのようにして生まれ、世界を席巻し、限界に達したのか? 本書は、そのような日本企業のマネジメントスタイルの発展の軌跡を、江戸末期から現在にいたる日本企業の経営を追って明らかにするもの。主役は、三井、三菱、住友などの財閥です。競争のない状態を作り上げてきた日本企業ですが、このままでいいとは思えません。グローバルな競争に勝ち抜くためには、変わるのか、変われるのかが問われています。
 競争に勝ち残った会社を見ると多くが財閥系企業です。日本では、巨大企業(売上高上位50社。銀行を除く)の4分の1程度が企業集団に属しているのです。日本の産業社会の未来には、しばらく企業集団が存在し続けます。ではどんな役割を果たしているのか、いくのか。本書は歴史分析によって未来予測や展望のヒントを提供します。欧米大企業の進化を追った既刊『マネジメントの文明史』に続いて、これまでの経営学者にはない独自の仮説に基づく興味深い解説をします。

内容説明

巨大企業の4分の1は財伐系企業が占めている。彼らを知ることで日本企業の本質が見えてくる―。なぜ三井、三菱、住友は生き残ったのか?渋沢栄一に使われた三井、「三菱」と「岩崎」が分かれた理由。住友銀行は戦略的に巨大化、三大財閥では銀行が偉くない―。明治政府に翻弄され続けた三井、財閥本社は解体されたが財閥は解体されなかった、社長会の本当の役割など様々なエピソードを交えて、日本企業がどのようなメカニズムで経営されているかを解明。エピソード満載の経営意外史。

目次

PROLOGUE 日本企業は競争が嫌い?
1 前史―江戸から明治維新へ
2 19世紀末の産業組織と事業展開
3 発展と変動の時代
4 恐慌と三大財閥の発展
5 財閥解体と長期成長
6 バブル崩壊から企業再編へ

著者等紹介

武藤泰明[ムトウヤスアキ]
1955年広島県生まれ。東京大学大学院(修士)修了後三菱総合研究所を経て、早稲田大学教授。日経ビジネススクールでは会社役員・経営幹部向けシリーズの代表を務めている。専門はマネジメント。公職は(特非)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会常務理事、(公財)笹川スポーツ財団理事、(独)鉄道・運輸機構特別顧問ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroo Shimoda

10
財閥の拡大成長の歴史を「経営」目線で分析していく。著者は冷静でニュートラルな見方をされているように思え、実に面白い。政商も楽ではないのだ。2022/07/28

リットン

10
財閥を中心に日本の企業の歴史を辿った本だった。社名がどんどん増えてきて途中から追いきれなくなったが。。財閥=商社みたいなイメージだったけど、始まりはそこではないんだな。にしても、日本の産業の発展は、政府と持ちつ持たれつ、時には振り回されながら儲けるため、生き残るためにあの手この手を使ってきた企業あってこそなのだなとも思った。世界では歴史の浅いGAFAが牛耳るようになる中で財閥に起源のある大企業を中心にした日本の企業はこれからどうなっていくんだろうなあ。2022/05/07

スプリント

4
財閥がいかに形成され、戦後どのように生き延びたのかを知る。2024/10/31

カロライナタカハシ

3
かなり読みやすく、ベテラン教授会が講義の中で小話に花を咲かせ、考察していくように面白い。さらに深掘りしたく、各社財閥の現在の組織構造、理念、方向性について興味がわいてきた。

Kooya

2
三井・三菱・住友といった財閥が如何に形成されていったのかを論じた本。江戸時代から現代に至るまでの経営史を包括的に扱っている。複数の事業を持つことで事業失敗のリスクを最大限分散させ、安定的な発展を可能にしたという考え自体は珍しくない。しかし、三菱の初期の多角化は「海運まわり(例:造船)」の分野で生じていたという事実は、財閥の形成過程が非関連多角化という通説のように画一的ではないことの証左だと感じた。(コメント欄へ続く)2023/11/08

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