出版社内容情報
人口の百倍の訪問客。富裕層に絞ったサービス――世界を顧客に高収益産業を育てる“ツーリズム・イノベーション”のあり方を解説。
内容説明
本書は「インバウンド・ビジネス」という、ツーリズムにとどまらない広い定義を適用しているが、ツーリズム分野だけでも既存のツーリズムプレイヤーに加えて新規プレイヤーが参入しつつあり、インバウンド・ビジネスと広義に捉えるとより幅広いプレイヤーが関与してくる。そうした新規参入を含めた多様なプレイヤーが大きな方向性を議論する具体的なフレームワーク、そして戦略を構築し、具体的に実践する指針を提示しようというのが本書の目的である。
目次
はじめに―持続的成長のためのインバウンドにおけるパラダイムシフト
ツーリズムを取り巻く環境―機会と課題
ツーリズムを考察する視点
ツーリズムのイノベーション
インバウンドの戦略―連携と創造
インバウンド・ツーリズムのマーケティング
ツーリズム生態系のICTプラットフォーム基盤
ツーリズム・コンテンツとストーリー戦略
エリア事例 アジア:東アジア4カ国・地域を中心とした訪日市場動向と戦略
エリア事例 フランス、アムステルダム:観光大国フランスと観光急進都市アムステルダムにみる「暗黙的観光資産」
エリア事例 アートツーリズムによる観光まちづくり
テーマ事例 プレミアツーリズム戦略:ナパバレーのワインツーリズム
IR事例 観光産業における統合リゾートビジネス
インバウンド・ビジネスのリーダーシップ
ツーリズムリーダー育成の現状と今後
著者等紹介
池上重輔[イケガミジュウスケ]
早稲田大学大学院商学研究科教授。一橋大学博士(経営学)。早稲田大学商学部卒。英ケンブリッジ大学経営大学院経営学修士、英シェフィールド大学大学院国際政治経済学修士ほか。BCG、GEヨーロッパ、ソフトバンク、ニッセイ・キャピタルなどを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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