出版社内容情報
どんな局面で、どんな手法がとられ、その商品はヒットしたのか? 市場攻略のカギは何だったのか?ファブリーズ、ヘルシア緑茶といった成功事例から、その背後で用いられたロジックと大胆な発想法を学ぶ。
内容説明
マーケティングの答えは、ひとつではない!教科書どおりにやればいつもうまくいく…とはかぎらない!なぜなら、マーケティングの問題は、いま自分が置かれている状況をどうとらえるかによって、見え方も解決方法も異なってくるからだ。本書は、事実やストーリー(14の成功事例)に理論や概念によるメスを入れ、そこに潜んでいる仕組みやメカニズムを浮き彫りにする。「状況や文脈と一体となって機能するマーケティング」の本質を解き明かす。
目次
第1部 これまでにない市場をつくる―マーケティング・マネジメント(「いい製品」だけでは売れない―ニッチでの成功をテコに市場をこじあける(ファブリーズ)
弱点を武器にする―制約条件を逆手にとって4Pを組み立てる(ヘルシア緑茶) ほか)
第2部 市場づくりの後ろ盾―事業組織のマネジメント(目のつけどころと決断―経営資源配分で他社に先行する(シャープ)
われわれは何をする会社なのか―「事業の定義」は未来を変える(TSUTAYA))
第3部 市場との関係を強みに変える―市場の論理(消費者志向とは何か―柔軟な組織が市場との対話を生む(ユニクロ)
道はひとつではない―差別化で競争を回避する(オオゼキ) ほか)
第4部 絶えず変わり続ける市場への対応―市場と事業のダイナミクス(自分の土俵を見失わない―競争という創造的な対話を続ける(マクドナルドvsモスバーガー)
逆境のなかに可能性を見出す―再成長のマーケティング(ハイチオールC))
第5部 他の追随を許さない強みを築く―市場資源構築のマネジメント(SPAの仕組みで稼ぐ―「商品の魅力」だけでは儲からない(ワールド)
顧客満足で稼ぐ―あふれる笑顔も仕組みから(ノードストローム) ほか)
著者等紹介
栗木契[クリキケイ]
神戸大学大学院経営学研究科助教授。1966年アメリカ・フィラデルフィア生まれ。神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了後、岡山大学経済学部講師、助教授を経て2003年より現職。博士(商学)。専攻はマーケティング論
余田拓郎[ヨダタクロウ]
慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。1960年広島県生まれ。東京大学工学部電気工学科卒業後、住友電気工業入社。慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了後、名古屋市立大学経済学部講師、助教授を経て2002年より現職。博士(経営学)。専攻はマーケティング戦略、B2Bマーケティング
清水信年[シミズノブトシ]
流通科学大学商学部助教授。1972年大阪府生まれ。神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。奈良大学社会学部専任講師、流通科学大学商学部専任講師を経て2004年より現職。博士(商学)。専攻はマーケティング論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葉
TETSUYA
ひろ