制度と文化―組織を動かす見えない力

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532311650
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C3034

内容説明

常識を覆し、革新を生み出せるか?それとも、旧いルールに縛られ、呪縛に陥るか?組織内外に潜む“見えない力”の論理を解き明かす。

目次

序章 制度と文化のレンズで見る企業社会
第1章 企業文化論ブーム・再考
第2章 組織文化の光と翳
第3章 組織アイデンティティのダイナミクス
第4章 組織理論におけるパラダイムシフト―効率性モデルを超えて
第5章 新制度派組織理論のエッセンス―組織は流行にしたがう
第6章 新制度派組織理論のレンズで見る企業社会
第7章 文化の呪縛からの脱却―社会化過剰の組織観と人間観を超えて
第8章 文化の起業家、制度の起業家―複合戦略モデルの構想

著者等紹介

佐藤郁哉[サトウイクヤ]
一橋大学大学院商学研究科教授。1955年生まれ。77年東京大学文学部卒(心理学)。84年東北大学大学院博士課程中退(心理学)。86年シカゴ大学大学院修了(Ph.D.)(社会学)。東北大学文学部助手、茨城大学人文学部助教授、一橋大学商学部助教授・同学部教授を経て、2000年から現職

山田真茂留[ヤマダマモル]
早稲田大学文学部教授。1962年生まれ。85年東京大学文学部卒(社会学)。92年東京大学大学院博士課程単位修得退学(社会学)。東京大学文学部助手、東京外国語大学外国語学部講師・同学部助教授、立教大学社会学部助教授を経て、2003年から現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kuma-kichi

2
海外のビジネス本を引用しすぎるような気がするけど、興味深く読めた。文化が、制度を作る。2017/08/19

Ayano

2
必要に迫られて読んだ本。内容を理解できたかと言われると怪しいけれども一応通読した。仕事柄、シラバスの記載部分は腑に落ちることもありながらも…難しかった。組織=自分が所属している集団、くらいの認識しかなかったので、初めて知ることも多かった。今後は、後ろについている索引から必要な部分を探しながら活用する本という位置づけになりそう。2017/03/25

yu01

2
組織文化論。組織内外の制度・文化を統一的に捉える概念枠組みのレビュー。戦略として使える可能性も提示する。組織内の制度・文化を「成員性の認知」から捉える(組織アイデンティティー論)。組織外の制度・文化を「ツールキット」として、また個人を複数の「制度固有のロジック」が競合・矛盾する場所として捉える(新制度派組織理論)。それにしても、この社会心理学系・社会学系の重要な論文・書籍がいまだ翻訳されていない(!)から、レビューのみ口語文のこの本が未だに価値をもってしまう…。いい本過ぎて英語の壁を体感…!2013/07/03

hayap

1
組織の文化は、組織に所属する人によって作られるだけではなく、業界や法律など社会環境によってもまた作られるという話を噛み砕いて解説している一冊。組織が組織足り得るにはどんな条件が必要なのか、を俯瞰できるようになる点がおすすめ。絶版なのが辛いところ。2023/07/29

thoraneco

1
組織文化が社員に与える影響力に関してすっきりまとめられている本。 「業界-会社-個人」という、マクロ視点でもとらえれば、また組織文化が違った目から確認できそうだ、と思った。2015/06/21

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