日経文芸文庫
小売業の繁栄は平和の象徴―私の履歴書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532280185
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0123

内容説明

ジャスコ(現イオングループ)創業者で、中内功、伊藤雅俊と並ぶ戦後流通革新の担い手の「私の履歴書」。悲惨な戦争体験を胸に「小売業が店を開き、そこにお客様が来てくれる」、そんな当たり前の日常生活ができる平和な世の中に貢献しようと志し実践してきた半生を語り尽くす。

目次

第1章 家訓「大黒柱に車をつけよ」
第2章 小売業の「産業化」を決意
第3章 ジャスコ誕生
第4章 グローバル小売業への道
第5章 尊敬される企業を目指す
第6章 未来の子どもたちへつなぐ

著者等紹介

岡田卓也[オカダタクヤ]
イオン名誉会長相談役。1925年生まれ。48年、早稲田大学商学部卒。在学中の1946年、岡田屋呉服店代表取締役(7代目社長)に。70年、ジャスコ社長。84年、会長。2000年、名誉会長相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドン•マルロー

26
ジャスコの創業者であり、現在のイオンの社長の父である岡田卓也氏の私の履歴書。履歴書というだけあって、著者の辿った人生やぶち当たった様々な困難、それらに対するソリューションなどが無味乾燥とした筆致で、それこそディスカウントストアに並べられる無機的な商品たちのように連ねられる。そこに胸を打たれるようなドラマはないが、小売に対する著者の哲学はなかなか興味深いものがあった。現イオングループが日本でも有数の大企業に成長しえたのも、「大黒柱に車をつけよ」の家訓を忠実に守り、時代の変化に柔軟に応えてきた結果なのだろう。2016/09/25

ねこ

3
ジャスコを創立し,イオングループの基礎を作った岡田卓也氏の私の履歴書。 同氏がまだ若かりし頃,「小売は雑魚だ」と言われ,それに発奮し,反骨精神をもって尽力したことが,その後のJUSCOの発展ひいては我が国の小売業の発展をもたらした。同氏が,この業界で果たした役割は大きい。 また,岡田屋の家訓である「大黒柱に車をつけよ」というポリシーが変化への対応が求められる小売業に上手くマッチングしたのだろう。セブン-イレブン・ジャパン会長の鈴木敏文氏も,変化への対応を強く意識しており,この業界を考える上で参考になった。2013/12/16

ginkan2

2
小さい頃、母の実家が商店をやっており、たまにそこに行くのが楽しみでした。いろんなモノが沢山ワクワクしますよね。今でも幸せな気持ちになります。小売業とはまさに平和産業であり、生活そのものなんですね。ジャスコとか長崎屋とか、沢山の懐かしい名前が出てきます。巻末年表を見ると、どんどん仲間・家族が増えてますね。でも、辛い厳しい別れもあったんですね。たくさん社会貢献活動をされており、しっかり認識しました。こういう幹がないと、人も組織も成長しないのでしょう。2020/10/15

よしきち

1
前へ前へと進むパワーに感服。2024/10/23

seura

1
小嶋千鶴子さんの写真が!思ったより怖そうじゃない。読書家っぽい。講演の動画とか見たいもんだ/やっぱり、暖簾の大切さを重視してるな〜。/渥美俊一さんと倉本長治さん両方ともとお付き合いがあるってすごい。/「小売業は雑魚」と言われて奮起した。小売業の立場を向上するため努力されていた/「賢者は歴史に学ぶ」紡績、鉄道の歴史から合併を発想/アメリカ視察/本業しかしない。だからバブルでも平気だった/ダイヤモンドシティは三菱商事との合弁→イオンモールに合併/関係ないけど「まいばすけっと」誕生秘話とかあれば知りたい…2019/02/20

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