出版社内容情報
問 プーチン大統領が年金受給年齢を60歳から65歳に引き上げたのはなぜか。
答 自分がまだ辞めるつもりはないからだ。
問 英国が離脱することで、EUにはどれだけの容量が空くことになるか?
答 1GB(Great Britain)だ。
あの世のマルクスが北京にやってきて、習近平共産党総書記に尋ねた。
「富農は打倒したかね」
「全員共産党に入りました」
「ブルジョア資本家は滅びたかね」
「全員共産党中央委に入りました」
「汚職・腐敗の黒幕は一掃したかね」
「全員共産党政治局に入りました」
問 北朝鮮はなぜ、韓国より無慈悲なのか?
答 Soul(Seoul)がないからだ。
問 トランプ大統領と金正恩委員長の共通点は何か?
答 最悪のヘアカット。
本書は、世界の最新政治ジョークを集め、簡潔な解説を加えながら、国際政治を印象的に理解できるようにするもの。米国やロシア、欧州では、ネットにジョークサイトがあり、活況を呈しています。政治ジョークで権力者を揶揄し、憂さを晴らすのはロシアの伝統。近年は欧米でも広がっており、米国では深夜のテレビショーが為政者を痛烈に批判して笑いを取っています。
日本では政治や社会を皮肉る川柳の伝統があり、権力者や硬直した組織、社会を小話で皮肉ることは現代の日本社会や政治に共通するテーマと言えます。各国の最新政治ジョークを集め、日本人が必ず笑えるジョークを選別して紹介します。
内容説明
テロ組織アルカイダとコウモリの共通点は何?答=共に暗い洞穴に潜伏し、米本土攻撃に成功した。世界一薄い本は?米国の美術史、中国の人権史、フランスの戦勝記、英国のグルメ本。切れ味鋭いジョークでつづる国際政治ガイド。
目次
第1章 武漢のバットマン(死亡も「メイド・イン・チャイナ」;「死ぬのは奴らだ」 ほか)
第2章 大統領のバトル・ロワイアル(最高齢大統領のアキレス腱;正副大統領の距離感は… ほか)
第3章 EUの栄光と挫折(「007」の苦悩;See EU later ほか)
第4章 独裁者プーチンの黄昏(「プーチン王朝」永遠に;絶妙のパフォーマンス ほか)
第5章 東アジアは荒れ模様(すごいぞ中国;十九世紀のマルクス健在 ほか)
著者等紹介
名越健郎[ナゴシケンロウ]
拓殖大学海外事情研究所教授。1953年岡山県生まれ。東京外国語大学卒。時事通信社に入社。バンコク、モスクワ、ワシントン、モスクワ各支局、外信部長、仙台支社長などを経て退社。2012年から現職。国際教養大学特任教授(21年まで)。博士(安全保障、拓殖大学大学院)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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