出版社内容情報
国際情勢は当事者たちが振り上げた拳を下ろせない「チキンゲーム」の様相を呈している。日経編集委員が複雑さを増す世界を読む。
内容説明
神経戦続く米中貿易摩擦、遠心力強まるEU、新たな冷戦と景気減速、投資資金巻き戻しで動揺するマーケット―。国際情勢は、当事者たちが振り上げた拳を下ろせない「チキンゲーム」の様相を呈している。日経編集委員・WBSキャスターが、複雑さを増す亥年の世界地図を描く。
目次
はじめに 亥年の世界地図を描く
第1章 トランプが地球を振り回す
第2章 米中新冷戦世界に暗雲
第3章 中国の夢と悪夢
第4章 欧州が壊れていく―「3人のMの憂鬱」
第5章 市場動乱再び
第6章 有権者の反乱はあるか
終章 金というカナリアが鳴く中で
著者等紹介
滝田洋一[タキタヨウイチ]
日本経済新聞社編集委員。ワールドビジネスサテライト(テレビ東京系列)キャスター。1981年慶応大学大学院卒。同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ支局、経済部編集委員、論説副委員長、米州総局編集委員などを経て現職。2008年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおたん
11
投資の勉強と今の見立てを感じるために読みました。2019年の本のため、コロナの話はないですが、今の先進国の状況を知ることができます。知らなかったことが多く、勉強になりました。特に、日本の状況については、「若者が保守。高齢者がリベラル」という話は、合点。そして、持家率も今の若者が多いこと。消費が冷える理由が理解できました。世界の動きをわかりやすく読める本です。2020/12/07
mm71
2
トランプ、米中冷戦、欧州の三人のMの憂鬱、米利上げ問題、有権者の反乱、でも日本の若者層は支持率高し。日々のニュースのまとめとして、わかりやすいです。2019/03/17
AM
1
’19初頭時点での世界の火種になりそうな問題7つ(トランプ、米中関係、中国内政、ヨーロッパの国家主義、株式マーケット、先進諸国内の政治問題、米覇権へのチャレンジ)を論じた一冊。ジャーンナリストが書く文章はどうしてこう読みにくいのか。本筋とは関係ない、ドラマチックにしようとする修飾が過剰。2020/01/27
moshimoashitaga
1
客観的に述べているだけ。 最近の20代は生活満足度が年々上がっている、と言うのが面白い。2019/07/18