出版社内容情報
おかしいのは大統領ではない、アメリカという国家が変質してしまったのだ。建国から240年を経て限界を迎えた人工国家の真実。
内容説明
グローバル化やIT化の痛み、資本主義や民主主義のゆがみが米国をむしばみ、経済、人種、政治、世代の「4つの分断」が許容範囲を超えてしまった。低中所得層は高所得層に、白人層は非白人層に、被支配層は支配層に、若年層は高齢層に反感を抱き、社会の緊張がかつてないほど高まっている。超大国が迷い込んだ「負のスパイラル」を日経新聞前ワシントン支局長が解明。
目次
序章 4つの分断―きしむ人工国家
第1章 アメリカの再覚醒―トランプ革命の本質
第2章 持たざる者の悲哀―広がる経済格差
第3章 虹色国家の緊張―深まる人種の溝
第4章 0・01%の支配―政治に届かぬ民衆の声
第5章 若者たちの憂鬱―重い世代間の不平等
第6章 断たれる成長の源泉―展望なき破壊“上”
第7章 世界と日本のニューノーマル―展望なき破壊“下”
おわりに エルピスは残るか―トランプ慣れの果てに
著者等紹介
小竹洋之[コタケヒロユキ]
日本経済新聞編集委員兼論説委員。1964年北海道小樽市生まれ。88年早稲田大学政治経済学部経済学科卒、日本経済新聞社入社。経済部で財務省や日銀、経団連、産業部で電機大手などを担当。ワシントン支局特派員、経済部次長、編集委員兼論説委員を経て、2014~18年ワシントン支局長。18年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
Kazuo Ebihara