日経プレミアシリーズ
昆布と日本人

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  • サイズ B40判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261771
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1276

内容説明

明治維新で倒幕資金の源になった、山の養分で味が決まる、ヴィンテージの仕組みはワインと同じ…。知っているようで、意外に知らない「母なる海産物」の魅力・秘密の数々。創業140年を誇る昆布商の主人が歴史から、「うま味」の本質、おいしい食べ方まで、昆布の興味深い話をていねいに伝えます。

目次

第1章 昆布が礎となった日本の近代化
第2章 昆布商の140年
第3章 昆布とワインの意外な共通点
第4章 永平寺の御昆布司
第5章 母乳と同じ「うま味」がある
第6章 世界の美食の舞台へ

著者等紹介

奥井隆[オクイタカシ]
株式会社奥井海生堂の4代目主人、代表取締役社長。昭和23年生まれ。同46年立教大学経済学部卒業、同年奥井海生堂入社。平成7年より現職。奥井海生堂は創業明治4年。曹洞宗の大本山永平寺、大本山總持寺の御昆布司を務め、代々、京都の料理人に高級昆布を納める。NPO法人日本料理アカデミー会員、社団法人日本昆布協会会員、敦賀商工会議所副会頭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

265
序盤は昆布の歴史に触れ、著者って研究者なのかな?と勝手に思って中盤に急に商売の話になってきたところで著者の略歴を見るとなんと敦賀の昆布商の方だったのかと驚くと同時に昆布愛を感じた。昆布っていいなぁと思えた一冊。2015/08/12

ふろんた

29
昆布を歴史的観点から追いかけると、実に深い。品種による使い方の違い、なぜ関西は昆布だし、関東は鰹だしが多いのか学ぶことができました。ほっとする出汁の香りが漂うようで、昆布が気になってしょうがなくなります。2014/04/04

うめ

20
九州出身の私には、東京で始めて納豆を買った時、タレが昆布やなくて鰹だったことに驚いたのを思い出しました。鰹も好きだけど、昆布も好き。昆布の歴史も面白く読めました。この本に出てくる昆布水。本当簡単に出来て、使いやすくて美味しくて、はまってます。今の季節だと、冷たいお味噌汁やお吸い物にも大活躍。素麺のつゆや、出汁巻き卵、炒めものの隠し味にも、色々使えます◎顆粒だしや旨味調味料が本当不要になりました。日本人に生まれて良かったー。出汁美味しいわー。2014/07/14

いちろ(1969aMAN改め)

14
正月を終えて一段落したところで読んだのがちょっと残念。年内に読んでいたら正月料理はもっと頑張っちゃったかも。刺身を昆布で〆るのは良くやります。それ用の昆布も買い求めて常備してある。そこからもう一回、というのに今度は挑戦してみようと思う。しかし、一人で住み始めたらなかなかそこまでできないわなあ。料理であれこれ試したくなくのはいいね。2017/01/17

SKH

11
昆布入門書。たかが昆布と侮るなかれ、と改めて知る。2014/07/26

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