日経プレミアシリーズ<br> 弱い日本の強い円

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日経プレミアシリーズ
弱い日本の強い円

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  • サイズ B40判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261382
  • NDC分類 338.952
  • Cコード C1233

内容説明

為替相場は国力を反映する。日本の財政赤字拡大で円は売られる。人口が減る国の通貨を買う理由などない―もっともらしい解説にだまされてはいけない。大震災直後に円高が進んだのはなぜ?大規模介入も効果がなかったのはどうして?第一線の人気アナリストがわかりやすく説く相場変動の本当の理由。

目次

第1章 円高と円安―その本質を理解する
第2章 為替の市場とはどんなところか―ディーリング・ルームで行われていること
第3章 国力が為替相場を決めるわけではない―長期的な為替相場変動の要因
第4章 円に買われる理由などいらない―中期的な為替相場変動の要因
第5章 強い雇用統計で売られるドル―短期的な為替相場変動の要因
第6章 米ドルは最弱通貨
第7章 米金利が下落すると円高になる―金利の動きと為替相場の関係
第8章 介入で「円安誘導」などできない―介入のメカニズムと効果
第9章 「対米ドル」相場一辺倒の時代は終わった―これからの為替市場と政策課題

著者等紹介

佐々木融[ササキトオル]
1992年上智大学外国語学部卒、日本銀行入行。調査統計局、国際局為替課、ニューヨーク事務所などを経て、03年4月、JPモルガン・チェース銀行入行。現在、同行マネジングディレクター、債券為替調査部長。日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

35
為替について当時学びとなった一冊です。

masabi

16
【概要】為替相場は長期的にはインフレ率と相関するとし巷の誤謬を解く。【感想】マスコミ関係でも誤った相場認識により頓珍漢な解説がなされる。そのような認識を少しでも正し為替を理解するための一冊だ。11年の80円あたりの円高期に書かれた本のためか金融緩和や介入に懐疑的なスタンスだったり、デフレ傾向に対しての記述がポジショントークとも取れたりと一部は賛同できない。それでも不況時の円高をきれいに説明されており参考になる点が多い。再読したい。2018/05/20

ペールエール

10
端的に言うと、「為替って相対的なモンだよ」ってことだと思います。 2013/06/03

しゅーへー

9
ビジネスマンとして為替の知識はそれなりに持っとかないと、と思いセレクト。導入部(第2章まで)は素人の私にも分かりやすいです。専門用語が新出すれば、直後の項で解説されていて、概要がつかめますね。クロス円の動きを見て、はじめて米ドル/円相場が議論できるのですね。これがこの本の80%くらいを説明しているような気がします。しかし、第3章からは、難解になり、構成も落ちてます。購買力平価や実質実効レートの説明までは頷けるものの、そこから先は説得力がなくなってます。重相関係数が0.36で相関が強いはずがないですよね。2012/08/12

たかしくん。

8
文字通り、「何故弱い日本なのに、強い円なのか」、理解出来ました。2011/11/18

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