日経プレミアシリーズ
写真で読む昭和史 占領下の日本

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261023
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C1221

内容説明

マッカーサーが厚木に降り立ったとき、この国の命運が決まった。軍解体、戦犯逮捕と公職追放、東京裁判、日本国憲法の制定、そして国際社会への復帰…。政治経済から社会風俗まで、終戦直後の日本の歩みを資料写真の数々とともに読み解く。

目次

序章 焦土からの出発
日本四カ国共同統治案
第1章 連合国軍の日本進駐
第2章 上からの民主化
第3章 飢餓と混沌の占領下
第4章 逆コースと再軍備
第5章 国際社会への復帰
占領下の日本の流行
占領下の日本・関係年表

著者等紹介

水島吉隆[ミズシマヨシタカ]
1969年、神奈川県生まれ。立教大学社会学部卒。出版社勤務を経て、文殊社所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

45
2010年刊。第二次大戦後の1955年頃迄を、米国の日本占領を中心に解説。各項目数ページで写真が豊富。モノクロ写真だと長閑に感じるが、命の瀬戸際にある人、命を裁く人が多数写っている。幕末維新絡みや犯罪写真と似た命の軽さばかりを感じてしまう。私には、時の支配者に盲従する問題より、空気に身を委ねる問題の方が重大に思われるからだろう。印象的な写真は、初めて参政権を得て投票しに来た女性たちの表情、上野駅で孤児の集めてきた外国煙草の吸い殻をほぐして新たな煙草を作る女性、救援物資に感謝するため道端に並んだ子供たち等。2023/04/05

おらひらお

6
2010年初版。内容的にはオーソドックスなものですが、写真が多いのがよい。生活環境や食糧事情が今とは比べ物にならないほど悪かった敗戦当時ですが、写真を見ると目が生き生きしている人が多いことに驚きました。2012/04/20

オレンジ・スター

4
過去に経験のなかった他国に本土を占領された日本国の6年半について詳しく掘り下げた本。この期間に日本は焼け野原からの出発を切り、現在への足掛かりを作った。とても盛りだくさんであり、人びとも必死さが伝わる時代である。反面、アメリカに好きなようにやられている印象もある。憲法改正も自衛隊もこの背景に立ち返ってどうあるべきか考えないといけない。いずれにしても、写真がふんだんに使われ、コラムなどの解説も加わり、視覚的にも内容的にもとてもわかりやすい。2017/10/31

Shunichi Takagi

3
日本史は受験勉強のためだけで、大学に入学する頃には全て忘れてしまった。そういう人に是非読んでもらいたい本。内容はオーソドックスで写真も多く、分かりやすい。日本人として、一国民として、知らなかったでは済まされない事実がある。我々が生きる社会は多くの犠牲の上にたっていることを忘れてはいけない。同シリーズの『写真で読む太平洋戦争』と合わせて読むと理解が深まるだろう。2012/08/11

sodium hydride

3
写真が、本文の時系列と合っていない場合があり、少し戸惑った。◆他の方も書かれているように、内容はスタンダードなもの。個人的には、それがとてもわかりやすかった。◆1945年9月2日の写真で「劇場への入場を待つ人々」というのがある。敗戦後2週間。感慨深いものがある。2012/07/26

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