内容説明
電車で席を譲られショックを受ける。年寄り扱いは嫌だが、年金は欲しい…。若い感性と自由な価値観を持つニュー高齢者とはどんな人たちなのか。日本をどう変えるのか。実りある人生をどう築くのか。老年社会学・社会福祉を研究してきた著者が、実体験と研究成果を踏まえて考える。
目次
第1章 人は何歳から「高齢者」になるのか(まだ老人と呼ばないで/「席を譲らない」という思いやり;還暦で得る喜びと、失う…/何歳からが高齢者なのか ほか)
第2章 どこに住む?誰と住む?(子が成人すると余命は5年の時代/女性の人生は出産と育児では終わらない;少子高齢社会に対処する最適な方法/長男至上主義がもたらす家庭内紛争 ほか)
第3章 ニュー高齢者は日本を変える(「大和なでしこ」vs「団塊女性」/ニュー高齢者家庭の財布のありか;「ニッポン男児」vs「団塊男性」/サンドウィッチ世代のサラリーマン ほか)
第4章 日本は高齢者に結構やさしい(ヨーロッパをめぐる冒険/意外に不便で住みにくそうな「花の都」;東京の街は高齢者に結構やさしい/アメリカのファックス配達サービス ほか)
著者等紹介
染谷俶子[ソメヤヨシコ]
東京女子大学・大学院教授。1970年明治学院大学社会学部卒。72年同大学院社会学研究科社会福祉専攻修士課程修了(社会学修士)。73年東京都老人総合研究所研究助手。80年米ブリン・マー大学大学院博士(Ph.D.)。82年鹿児島経済大学(現鹿児島国際大学)社会学部助教授。92年同大学教授。淑徳大学教授を経て、2005年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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