出版社内容情報
手塚治虫文化賞短編賞 受賞後初の描き下ろし漫画
気づけば友達が減りつつある年頃。
職場では居心地の悪さを感じなくもない。
二人暮らしの母の健康状態にも不安を覚える日々。
そんなある日、主人公はNintendo Switch用ソフト「あつまれ どうぶつの森」に出会う。
もうひとつの世界が、彼女の現実を少しずつ変えていく。
空気を読みすぎない
新しい人間関係が動き出す
わたしを支える
もうひとつの世界ーー
『ミウラさんの友達』に続く「友達」シリーズ第二弾
じわじわ沁みる描き下ろし漫画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
92
あつ森を通して友達になった2人のサトウさん、りっちゃんとアオリン。こんなきっかけで友達が出来るって良いな。その上さっぱりとした関係性も羨ましい。りっちゃんのお母さんの認知症の話が切なすぎる。色んな思い出をゆっくり忘れていくお母さんを見ていくのは淋しい。自分も近い将来母にこんな日が来るのかなと思うとちゃんと対応出来るか、りっちゃんみたいに思えるか不安になったりした。2025/06/27
ままこ
68
キチキチした気持ちが解放される。『あつ森』がしてみたくなった。大人になってこんないい関係が保てる友達ができるっていいな。2025/07/27
Ikutan
63
他人との距離感って難しい。変に気を遣い過ぎたり、考え過ぎてぎこちなくなったり。日々悩む40代のサトウさんが、ゲーム「あつ森」を通じて同じ様に友達作りが苦手な30代のサトウさんに出会った。ゲームの中の距離感に理想を見出しすっかり意気投合。大人になってから、こんな風に友だちになれるって素敵だね。そんな40代のサトウさんには気がかりなことが。認知症。お母さんの変化に心乱す40代のサトウさん。悩みながらも辿り着いた思いに、後半は涙腺刺激されっぱなし。さらっと読めるけれど、ふいに、心揺さぶられるね、ミリさんには。2025/07/20
アクビちゃん@新潮部😻
46
益田ミリさんの本は、無条件で購入してます。今回のこちらのコミックも良かった♡ 現実の生活では、母の調子が悪かったり、会社の後輩に気をつかい仕事の声掛けも考え過ぎてしまったするサトウさん。けれども、ゲームのあつ森を通して、サバサバとした人間を学んだり、心を癒されたり、友だちが出来たりと、うん♪なんだか私が読メに元気貰っているのと同じだね☺️ 益田ミリさんも、あつ森やってるのかな? 今は、時間に余裕ないから、老後にあつ森やってみようかな?と、楽しみが増えました(笑) 2025/06/11
sofia
31
益田ミリさんの本となると読んでしまう。今回は「あつ森」からの友達と母親の認知症。「なんかわかるわかる」が多い。大人からの友達は難しいけど、いい関係でうらやましい。2025/07/04