出版社内容情報
手塚治虫文化賞短編賞 受賞後初の描き下ろし漫画
気づけば友達が減りつつある年頃。
職場では居心地の悪さを感じなくもない。
二人暮らしの母の健康状態にも不安を覚える日々。
そんなある日、主人公はNintendo Switch用ソフト「あつまれ どうぶつの森」に出会う。
もうひとつの世界が、彼女の現実を少しずつ変えていく。
空気を読みすぎない
新しい人間関係が動き出す
わたしを支える
もうひとつの世界ーー
『ミウラさんの友達』に続く「友達」シリーズ第二弾
じわじわ沁みる描き下ろし漫画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
87
あつ森を通して友達になった2人のサトウさん、りっちゃんとアオリン。こんなきっかけで友達が出来るって良いな。その上さっぱりとした関係性も羨ましい。りっちゃんのお母さんの認知症の話が切なすぎる。色んな思い出をゆっくり忘れていくお母さんを見ていくのは淋しい。自分も近い将来母にこんな日が来るのかなと思うとちゃんと対応出来るか、りっちゃんみたいに思えるか不安になったりした。2025/06/27
アクビちゃん@新潮部😻
46
益田ミリさんの本は、無条件で購入してます。今回のこちらのコミックも良かった♡ 現実の生活では、母の調子が悪かったり、会社の後輩に気をつかい仕事の声掛けも考え過ぎてしまったするサトウさん。けれども、ゲームのあつ森を通して、サバサバとした人間を学んだり、心を癒されたり、友だちが出来たりと、うん♪なんだか私が読メに元気貰っているのと同じだね☺️ 益田ミリさんも、あつ森やってるのかな? 今は、時間に余裕ないから、老後にあつ森やってみようかな?と、楽しみが増えました(笑) 2025/06/11
sofia
31
益田ミリさんの本となると読んでしまう。今回は「あつ森」からの友達と母親の認知症。「なんかわかるわかる」が多い。大人からの友達は難しいけど、いい関係でうらやましい。2025/07/04
イオちゃん
25
30代のサトウ(あおば)さんと40代のサトウ(りつ子)さん。「あつ森」がキッカケでお友達に。母親のこととか、未来のこととか、心配は色々あるけれど、楽しい、幸せと思える時間があれば、生きていけそう。何かじんわりする読後感。最後に丁寧語からタメ口になって、ほっとした。2025/07/11
anne@灯れ松明の火
24
新着チェックで予約。30代、40代になり、今、”友達”と呼べる人がいないふたりが出会ったのは、Nintendo Switch用ソフト「あつまれ どうぶつの森」がきっかけだった。「あつ森」は知らないけれど、ちょっとやってみたくなるね。友達関係、職場の関係、親子の関係、どれも、あるあると思う。特に、お母さんの話は切ないなあ。いつもながらミリさんには、笑わされながら、ほろりとさせられる。最後にはため口になったふたり。良かったね! 未来に不安はあっても、今の小さな幸せを大切にすれば、いいんだね。2025/07/08
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