日経プレミアシリーズ
会社は毎日つぶれている

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  • サイズ B40判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532260293
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C1234

内容説明

会社経営は常在戦場、毎日毎日が非常時だ。どんなに斬新なビジネスモデルも少しずつ陳腐化し、トップの小さな油断は、会社の膨大なリスクとなってはね返ってくる。六千億円もの不良資産を抱えた大手商社を再建した著者が語る、双日初代社長としての心構えと矜持。

目次

社長は会社を、ブッシュは合衆国をつぶす
なぜ、人員整理を一番先にしようとするのか
弱い部分を取り除くのは社長の仕事
相手は世界、国内視線では勝てっこない
意思決定を遅くする水田稲作文化
社長は会社で一番の危険人物だ
辛抱、辛抱、相手の言葉でわかるまで
持っていますか?自分の時間と自分の言葉
とっさの判断で会社の浮沈が決まる
騒がれる前にまず自ら発表を
社長の一斉号令が会社を傾ける
法律の上位にある倫理とモラル
社長は嫌なことから先にやろう
辞め時を間違ってはいけません
使いきっていますか、社外取締役
そして今日も会社はつぶれている

著者等紹介

西村英俊[ニシムラヒデトシ]
1942年福岡市生まれ。九州大卒、65年日商(日商岩井の前身)入社、取締役、常務を経て2002年6月から社長。日商岩井とニチメンが04年4月に持ち株会社を設立して経営統合した双日の共同最高経営責任者(CEO)に就任。05年6月新経営計画がまとまり、目処をつけた上で経営責任を取り辞任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yokmin

17
モーレシャス沖の貨物船座礁による重油流出事件のニュースに接し、この本の第九章「とっさの判断で会社の浮沈が決まる - 貨物船遭難のニュースにどう対応したか」を思い出した。法的責任はなくとも社会的責任を果たすべきと。商船三井の経営者に読ませたいところ。 RIP 南健一さん(p-3), 西村英俊さん。2020/08/15

日の光と暁の藍

6
【社長がすべきこととは】再読。さらっと読むつもりが、著者の熱い言葉の数々に惹き付けられてじっくり読んでしまった。社長は成長よりもまず会社をつぶさないことを考えなければならない。日本的経営もアメリカ的経営もいいところがあり、それは求める人材によってそれぞれのよい面を生かせばいい。海外の事業体から収益を上げている日本の大企業による景気の波が中小企業に波及するはずがない。外から見えにくい中身の成長を見逃すな。面談の準備。社長の報酬は重荷の対価としての報酬、などなど。著者の考え方に共感出来る点が非常に多かった。2021/02/28

Humbaba

6
会社を存続させるということは,社長にとって最も重要な仕事である.そして,そのためには情報をしっかりと出すことが重要になる.時間をかけて調べ,全体像がわかってから報告することも必要だが,問題が起こった時にはわかっていることだけでもすぐに報告することが傷口を広げないために必要である.2013/04/30

らっそ

6
勤務先の状態に当てはまることが多い。階層が高い方ほど責任感が希薄になっているような気がする。危機感の欠如で片付けらら内容に思う。自分は何をどうするべきか? 気になる一文:想定しなかったそのことが、社長の罪と認識すべきです/一度決めたことはその決定に全員が関わっているため、簡単にやめられないのです/明日に悔いを残す背伸び発言は決してすまい/本日の挨拶の目的事項以外にあなた、そう社長自身が課題を二つ作って面談に挑むことです/事故や失敗に関する報告の中で「大丈夫」という報告ほど信じてはいけない報告はない2012/08/30

MAT-TUN

6
やさしい語り口で語られる。これは非常に面白い、どなたかのレビューでもあったが、経営や経営論を語る書物は沢山あるが、「社長」にこれほどフォーカスしている本はあまりないのではないか。多読の価値あり。2012/04/02

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