日経プレミアシリーズ
日本をダメにした10の裁判

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  • サイズ B40判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532260040
  • NDC分類 327
  • Cコード C1232

内容説明

若者はなぜ正社員になれないのか、どうして向井亜紀さんは母親と認められなかったのか、政治と企業が癒着し続ける理由とは…。日本の社会に、政治・経済に、そして正義に歪みをもたらす裁判の数々。その問題点に明快な論理で鋭く迫る。

目次

第1章 正社員を守って増える非正社員の皮肉―東洋酸素事件
第2章 単身赴任者の哀歌―東亜ペイント事件
第3章 向井亜紀さん親子は救えるか?―代理母事件
第4章 あなたが痴漢で罰せられる日―痴漢冤罪と刑事裁判
第5章 「公務員バリア」の不可解な生き残り
第6章 企業と政治の強い接着剤―八幡製鉄政治献金事件
第7章 なぜムダな公共事業はなくならないか―定数是正判決
第8章 最高裁はどこへ行った?―ロッキード裁判
第9章 裁判官を縛るムラの掟―寺西裁判官分限事件
第10章 あなたは最高裁裁判官を知っていますか―国民審査
終章 法の支配がもたらす個人の幸せ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

32
タイトルは言い過ぎかとも思うが、一部興味深い裁判。転勤命令を受け家庭の事情で転勤拒否し懲戒解雇を受けた事例。向井亜紀さんの代理母事件。痴漢冤罪と刑事裁判。これらの問題は一概には言えない。韓国は(間違っているかもしれないが)新しい法律をどんどんつくりケースを作っていくのは行き過ぎだと思うが、頑なに現行の法令を守っていく日本も問題があると思う。柔軟に対応できるようにならないか。ロッキード事件は多くの書物もあるし、子供の頃からTVニュースでよくやっていたが初めて簡潔に20p程で纏められ事件の概要を知る。2018/07/02

金吾

22
裁判というよりは日本社会の問題ではないかなと感じました。単身赴任や代理母、痴漢冤罪は興味深い話でした。また国民審査はどのような判決をしたのかがなかなかわからないので形骸化していると思います。2022/02/16

ゆにこ

16
ちょっと偏り過ぎな印象。立場が変われば正義も変わるし。2019/02/18

さきん

15
若者はなぜ正社員になれないのか、どうして向井亜紀さんは母親と認められなかったのか、政治と企業が癒着し続ける理由とは…。日本の社会に、政治・経済に、そして正義に歪みをもたらす裁判の数々。その問題点に明快な論理で鋭く迫る。2015/10/21

黒頭巾ちゃん

14
なかなかの良書。 裁判を考えさせるということと、社会の理不尽さを感じることが多かった。  裁判は、「前例踏襲」で機械的に処理していく。向井さんの代理出産の件なんぞは、強引に過去の判例を持ち出して、それをこねくり回して、結論を「機械的」に導いている。  ほかでも、政治献金では「当時の社会情勢を鑑みて結論を出した」過去の判例を今でも持ち出して、「機械的」に処理している考えてる顔  そもそも、人間相手に思考が停止しているようである。裁判所で働いている人達も緊張感はないよ. だって、放火事件の裁判を傍聴しました2008/06/29

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