内容説明
ある日公園でピーターはジェリーという男に出会う。問われるまま家族や仕事のことを話す。やがて饒舌なジェリーに辟易し、遂に…不条理な世界に巻き込まれた常識人を描くデビュー作「動物園物語」。パーティ帰りの真夜中、新任の夫婦を自宅に招いた中年の助教授夫妻。やがて激しい罵り合いが…幻想にすがる人間の姿、赤裸々な夫婦関係を描く「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」。現代演劇の第一人者の傑作二篇。
著者等紹介
オールビー,エドワード[オールビー,エドワード][Albee,Edward]
1928年ワシントンDC生まれ。生後二週間でボードヴィル劇場チェーン経営の裕福な家庭の養子となる。いくつかの高校を転々としたのち、コロンビア大学に進学。十代後半から将来の進路について家族と意見が対立し、家を出る。デビュー作「動物園物語」(1958)は、現代社会のコミュニケーションの欠落を描いた斬新な作品、ブロードウェイ・デビューとなった「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」(1962)はたいへんな評判となり、現在も世界中で上演されている。「デリケート・バランス」(66)「海の風景」(75)「幸せの背くらべ」(91)で三度ピュリッツァー賞に輝いた、現代アメリカで最も偉大な劇作家の一人である
鳴海四郎[ナルミシロウ]
1917年、1940年東京商科大学卒、英米文学翻訳家、2004年10月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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