日経ビジネス人文庫<br> 戦後経済史―私たちはどこで間違えたのか

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日経ビジネス人文庫
戦後経済史―私たちはどこで間違えたのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 401p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532198947
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0133

出版社内容情報

未来を知るために歴史に学ぶ――。東京大空襲からアベノミクスまで。自らの体験をまじえて語るライブ感満載の日本経済の歩み。

内容説明

戦時期につくられた国家総動員体制が戦後の経済復興をもたらし高度成長を実現したとする独自の「1940年体制論」の視点と、著者自身の体験を交えて、戦後70年の日本社会、経済の変遷をたどり、バブル崩壊以降の長期停滞の根本要因を解き明かす。

目次

第1章 1945‐1959 戦時体制が戦後に生き残る
第2章 1960‐1970 なぜ高度成長ができたか?
第3章 1971‐1979 企業一家が石油ショックに勝った
第4章 1980‐1989 金ぴかの80年代
第5章 1990‐1999 バブルも40年体制も崩壊した
第6章 1980‐ 世界は日本を置き去りにして進んだ

著者等紹介

野口悠紀雄[ノグチユキオ]
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。一橋大学名誉教授。1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年イェール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学ファイナンス研究所教授などを経て、2017年9月より現職。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書:『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、近著に『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞出版社、大川出版賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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masabi

16
【概要】高度経済成長と近年の不調の原因を戦時体制に起源があるとする。【感想】時代に即した産業構造に転換できず米中に後塵を拝している現状に加え、勤労の美徳が失われたことで金融政策など安易な政策が実施されている。バブルで戦時体制の亡霊共々崩壊したが、今年に入ってようやく終身雇用ももはややっていけないと明言された。次はバブル期についての本を読む。2019/05/07

こちょうのユメ

9
著者の個人史と戦後の社会・経済の動きをからめて「我々が今どこにいるか」というテーマで、日本の社会問題をさぐっている。戦後の日本経済は、戦前の総力戦を目的にした国家総動員法、著者のいう40年体制がベースになっている。だが現在の状況は中国などの台頭により、産業構造や経済体制が時代遅れになってしまった。ではどうするか?それは、生産性の高い新しい産業が生まれることでしか、問題は解決できないとする。そして「豊かになるためには、まじめに働く必要がある」と著者は説く。うむ納得。2021/11/15

ひで

3
戦後にできた、と言われるものの多くが戦時中にできた、との指摘に納得。確かに日本は個性がなく、組織文化なのも統制時代の名残と納得。各種制度も結局、その統制の仕組みを前提として組まれているため、現代にはいろんなものがそぐわない、もしくは解釈運用が必要なのだろうと思う。 戦中と戦後のものをきちんと切り分ける、前時代的なものと現代に必要なものを区分することが必要と認識した。2024/07/17

のりひろ

3
「豊かになるためには、まじめに働く必要がある」2022/05/07

okadaisuk8

2
これは名著。まず戦後経済の本質は昭和40年に革新官僚が道を敷いた「統制経済」にあると喝破し、それが重工業がリードした戦後にはうまくはまった一方、90年代以降のIT革命で足かせになっていると指摘している。まさにその通りであり、重要な指摘だと思う。加えて東京空襲で九死に一生を得たところからの野口さんの半生も重ねられ、論時代が優れているのに、優れたエッセイとして時代の空気のような物まで伝えることにまで成功している。 2022/10/31

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