日経ビジネス人文庫<br> ユニクロ対ZARA

電子版価格
¥880
  • 電子版あり

日経ビジネス人文庫
ユニクロ対ZARA

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532198664
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0134

出版社内容情報

激動のアパレル業界の中で注目のユニクロと、世界最大手のZARAを綿密な取材とデータで徹底解剖!なぜ「アパレル不況」と呼ばれる中でも、ユニクロとZARAは売上をのばすのか?
世界一のファッションチェーンを目指すユニクロと王座に君臨するZARA。
巨大アパレル2社の強さの秘密を徹底解剖!

◆本書は、2014年11月に刊行された「ユニクロ対ZARA」を文庫化にあたり加筆・改訂したものです。単行本発売当時から現在に至るまでのユニクロやZARAの戦略の変化など、両社の最近の動向や他のファストファッションの最新事情も盛り込みます。

◆フリマアプリ、エアークローゼット、ZOZOSUIT・・・・・・。新サービスの登場で、大手百貨店をはじめ、アパレル産業はますます変化を求められています。中でも、日本と世界の代表的企業、ユニクロとZARAは注目企業です。
ユニクロを展開する、ファーストリテイリングは2017年9‾11月期連結決算の純利益が前年同期比13%増の785億円と好調です。一方、売上高3兆円に迫るアパレル世界最大手、インディテックスもトップの座に君臨しています。本書では、両社の特徴や思想、企業文化、成長戦略などを比較してそれぞれの強さの秘密を読み解きます。

◆若い世代のファストファッションの中でも、「ユニクロ」と「ZARA」は特に人気です。しかし、ベーシック商品を中心に据えるユニクロと、流行をいち早く取り入れるZARAの商品戦略の違いが影響し、消費者も堅実派と積極派におおむね二分されています。こうした消費者の嗜好の違いは、対照的な両社の戦略に大きく紐付いており、本書で解説します。2社を軸に、「H&M」「Forever21」をはじめとした有力アパレルの動向も盛り込み、この一冊で業界全体が俯瞰できます。

◆著者はファッション流通コンサルタントの齋藤孝浩氏。日経ビジネスや日経MJでも、アパレル分野で頻繁に取材を受けているほか、繊研新聞や業界紙への寄稿も多く、近年は明治大学、青山大学等でファッションビジネスに関する講義も受け持っています。

第1章 ファッション流通の常識を変えた2つのブランドと2人の起業家

第2章 「部品倉庫」のユニクロ
    「クローゼット」のZARA
    ―ブランド戦略とビジネスモデル

第3章 ローコスト徹底のユニクロ
    超高速空輸のZARA
    ―出店戦略と店舗運営

第4章 「つくったものを売る」ユニクロ
    「売れるものをつくる」ZARA
    ―ファッションビジネスのリスクマネジメント

第5章 「小売業」のユニクロ
    「製造業」のZARA
    ―数字が教える2社の姿

第6章 「松竹梅戦略」のユニクロ
    「ポートフォリオ手法」のZARA
    ―ファッションビジネスの未来とは

齊藤 孝浩[サイトウタカヒロ]
著・文・その他

内容説明

「なぜZARAは、売れ筋でもMサイズがなくなると店頭から撤去するのか」「なぜユニクロは、駅ビル上層階に多いのか」―ファッション消費における顧客満足とファッションビジネスの急所を明らかにしながら、両ブランドの革新性に焦点を当て、これからのアパレル業界の未来を考察します。大好評単行本を文庫化。

目次

第1章 ファッション流通の常識を変えた2つのブランドと2人の起業家
第2章 「部品倉庫」のユニクロ「クローゼット」のZARA―ブランド戦略とビジネスモデル
第3章 ローコスト徹底のユニクロ 超高速空輸のZARA―出店戦略と店舗運営
第4章 「つくったものを売る」ユニクロ「売れるものをつくる」ZARA―ファッションビジネスのリスクマネジメント
第5章 「小売業」のユニクロ「製造業」のZARA―数字が教える2社の姿
第6章 「松竹梅戦略」のユニクロ「ポートフォリオ手法」のZARA―ファッションビジネスの未来とは

著者等紹介

齊藤孝浩[サイトウタカヒロ]
1965年東京都生まれ。ディマンドワークス代表。ファッション流通コンサルタント(専門分野は店舗在庫最適化)。総合商社、欧州ブランド日本法人、アパレル専門チェーンなどに勤め、グローバルなアパレル商品調達からローカルな店舗運営まで豊富な実務経験を持つ。現在はSPA(アパレル製造小売業)型企業を中心に在庫運用と人財育成を支援するコンサルタントとして活躍する傍ら、グローバルチェーンに詳しい専門家として日経ビジネス、繊研新聞、WWDジャパンなど多数の媒体に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牧神の午後

9
ネガティブに言うなら、従業員を食い物にしている企業と、デザインパクリ企業−−なのだけど、そうした点には触れずに、アパレルの二大巨頭が何故強いのか?さらに両者の対照的とも言えるビジネスモデルの比較が非常にわかりやすくまとまっています。筆者がアパレルの在庫最適化が専門なだけあって、小売業を極めたユニクロと製造業としてリーンシステムを突き詰めたザラのサプライチェーンの対比も鮮やかで、読んでいてその分析力に嫉妬するレベル。2018/08/20

すべから

5
両者の経営戦略が詳細に分析されているので、そこに興味がある人なら間違いなくお勧め。 VSモノというより、順番に事実を並べて淡々と比較していく内容のため、読みものとしてドラマを求めると物足りないと思う。2021/09/16

S

4
「大切なのは、自分ひとりでは何もできないと自覚すること、好き嫌いで判断せず、顧客のためになるかロジカルに判断すること、うまくいってもそれ自分がやったと言わないこと、自分の前に会社があることを自覚すること」 ZARA創始者の言葉 巨大なアパレル帝国を広げながら、なぜここまで謙虚になれるのか? 何気なく手に取っていた製品が届くまでの経営哲学に感服する2023/05/14

nadaha

4
ユニクロもZARAも世界のアパレルの中でもトップ企業だが、営業方針や商品展開も違っていて、なぜ成功したのかを語るのが本書。ユニクロは安さを売りにしてパーツ売りで、ZARAは百貨店のマネキン売りを廉価で買えるようにするのを目指している。松としてのtheory、梅としてのGUというのはなるほどなぁ、と思った。小売の輪の理論としてSPAが広まるかと思われたが、どちらかというと通販と競合していって、その結果としてもっと総合的に川上~川下をカバーしていったのが印象的。2019/10/09

あけの

3
もう10年以上前なのか あれから10年後の今当時の予想との対比も交えてもう一冊書いてください2024/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12981892
  • ご注意事項

最近チェックした商品