日経ビジネス人文庫<br> 昨日までの世界〈下〉―文明の源流と人類の未来

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日経ビジネス人文庫
昨日までの世界〈下〉―文明の源流と人類の未来

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  • サイズ 文庫判/ページ数 479p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532198299
  • NDC分類 389
  • Cコード C0120

出版社内容情報

「現代社会を深く考えるための必読書」――養老孟司
「ダイアモンド文明論の決定版的集大成」――福岡伸一

■現代西洋社会の特徴はインターネット、飛行機、携帯電話といった技術や、中央政府、司法、警察といった制度ばかりではない。肥満、座りっぱなしの働き方、豊かな食生活から生まれる疾病や、社会が豊かになったことによる宗教の役割の変化もまた、現代西洋社会の特徴なのである。
■伝統的社会に強く惹かれ、その研究者としての人生の大半をニューギニアなどの伝統的社会に捧げてきたジャレド・ダイアモンドが、現代西洋社会に住む私たちが学ぶべき人類の叡知を紹介する。

「19世紀、ダーウィンは『種の起源』などの3部作で世界の歴史と自然に対する認識を一変させた。これから1世紀先の学者たちはジャレド・ダイアモンドの3部作――『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』――に対し、ダーウィンの3部作と同等の評価を下すだろう。壮大なる本書は、世界の歴史と自然のみならず、人類の「種」としての運命も描いている。ジャレド・ダイアモンドは現代のダーウィンである。『昨日までの世界』は実生活の喫緊の問題に対する解決案をとおして人々に希望を与えてくれる、時代を変える作品である」(マイケル・シャーマー 作家、科学史家)

内容説明

現代西洋社会の特徴はインターネットや飛行機といった技術や、中央政府や司法といった制度ばかりではない。オフィス労働から生まれる疾病や、宗教の役割の変化もまた、現代西洋社会の特徴である。人生の大半をニューギニアなどの伝統的社会の研究に捧げてきた著者が、現代西洋社会に住む私たちが学ぶべき人類の叡知を紹介する。

目次

第4部 危険とそれに対する反応(有益な妄想;ライオンその他の危険)
第5部 宗教、言語、健康(デンキウナギが教える宗教の発展;多くの言語を話す;塩、砂糖、脂肪、怠惰)
エピローグ 別の空港にて

著者等紹介

ダイアモンド,ジャレド[ダイアモンド,ジャレド] [Diamond,Jared]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス国際賞、マッカーサー・フェローシップ、ルイス・トマス賞など受賞多数

倉骨彰[クラホネアキラ]
早稲田大学卒業。テキサス大学オースチン校大学院言語学研究科博士課程修了。数理言語学博士。同校で自然言語処理を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
下巻も再度読むと宗教的な分析というかその役割が西洋の歴史の中で果たした部分がよくわかります。私はこのように読み物的に読ませてくれる本も嫌いではありません。伝統的社会がいいのか現代のような時代が井伊のかは後の評価になるのでしょうが、確かに豊かになりすぎて環境への適応が弱りつつあるという気は否めません。そのようなことを考えさせてくれるいい本だと思います。2018/06/06

かんやん

33
伝統社会と文明を比較する下巻のテーマは、リスクマネジメント(猛獣や飢餓への対応)、宗教の役割の変遷、失われゆく諸言語の多様性、病気(高血圧、糖尿病の原因)。誤解を承知でザックリいうと、リスクは分散しましょうとか、バイリンガルは呆けにくいとか、塩分を控えましょうとか、わざわざ「未開」社会から学ぶ必要はないのではないか、と。無理に「教育的」な体裁をとらなくても、それぞれ充分興味深い。たとえば、宗教は、現象の説明→儀式による不安の軽減→集団のアイデンティティや権力の権威づけ→癒しと役割を変えてきたといった具合。2019/10/20

てつのすけ

24
興味があるのだが、理解するのに難しく、悪戦苦闘の末、読了した。 だが、内容を問われると、答えに窮してしまう。 一ついえるのは、狩猟採集社会より、現在の社会の方が暮らしやすいということだろう。2022/06/24

ヨクト

17
ようやく読み終えました。大作です。「銃・病原菌・鉄」「文明崩壊」では環境と文明の発展と衰退がテーマでしたが、本作では、ここ数百年で急激に発展した近代文明が抱える問題を伝統的文明との対比でわかりやすく説いている。宗教や生活習慣病まで多岐にわたる内容になっているとは思いませんでした。ダイアモンド氏の博識ぶりに驚嘆。ただ、上記2冊に比べて、ちょいと難解になっていて大変でした。2017/10/07

ごん

9
下巻読了です。ジャレドダイアモンドさんによれば伝統的社会のいい点を西洋社会に取り入れていけば、より良い社会にすることができるよとのことですが、果たして西洋社会は社会として究極のものなのでしょか?西洋社会が「昨日までの世界」になることもあるのではないかと思ってしまいました。仮にそんな社会が来るとしたらどのようなものなのだろうと想像してみましたが、全く想像がつかないです。(笑)でも文明崩壊で西洋社会から再び伝統的社会に戻るというのは無しにして欲しいですね。2020/12/19

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