日経ビジネス人文庫
鬼才縦横―小林一三の生涯〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532196608
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0123

内容説明

阪急電鉄の前身、箕面有馬電軌の創設で再起を果たした小林一三は、独創的なアイデアで宝塚少女歌劇団、阪急百貨店、東宝映画と次々に事業を展開する一方、東京電燈を再建し商工大臣にも就任したが…。希代の経営者、挑戦と雄飛の後半生。

目次

自分の仕事
専務取締役
パンフレット作戦
男の面目
アイデア勝負
男装の麗人
赤新聞
北浜疑獄
断罪のキメ手
一人一業
東京進出
筆のすさび
流言蜚語
電力国家管理
一三流
変心の行方
大臣落第記
父親

著者等紹介

小島直記[コジマナオキ]
1919年福岡県八女市生まれ。東京大学経済学部卒業後、海軍に入り、主計大尉で終戦。戦後、旧制中学教師、ブリヂストンタイヤ勤務等を経て、文筆活動に入り、明治以降の政財界人を取り上げた独自の伝記文学の世界を築く。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

39
結構本筋から脱線していて小林一三の人物像がつかみにくかった。しかし電力会社にも関わっていたなど初めて知ることも多くよかった。2012/12/21

まつうら

19
(上巻の続き)阪急電鉄と宝塚歌劇団で成功して以降は、小林の人生に池田成彬と松永安左エ門がからむことが多くなる。思えば三人とも慶應義塾の出身で、学生時代から三者三様な生き方をしている。この三人を兄弟になぞらえると、長兄は剛直で正義感の強い池田、次兄はロマンチストな文学青年の小林、末弟は相場師でやんちゃ盛りな松永という感じだろうか。池田も小林と松永のことを論じていて、小林はカミソリで松永はナタになぞらえられると言っている。五大電力の社長を務め、電力統制に敗れた二人の生き様もまたおもしろい。2022/02/17

Hirohiro

3
正直、イマイチ下巻は特に辛かった2012/12/06

Kengo Hayashi(けんご)

2
阪急電鉄の創業者、小林一三の生涯。彼がサラリーマン生活を経験していたこと、若い頃は女たらしだったこと、東電(今の東電とは別の会社)の会長を務めたことなど、を知れた。挫折を経験してから、歴史に名を残す人物になったことに好感を持った。阪急ファン必読。2013/01/20

atsut101

0
小林一三氏の後半生。綴り方が、周辺事情を丁寧に描写するスタイルの為か、どうも小林一三氏自身を感じられないのが残念。2013/04/19

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