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日経ビジネス人文庫
文章がうまくなるコピーライターの読書術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532195410
  • NDC分類 019
  • Cコード C0134

内容説明

読ませる名文の書き手・コピーライターは、本の読み方が違う!広告史に残る名コピーから『こころ』『ハムレット』『ヴィヨンの妻』、アンデルセンからチャペック、藤沢周平まで、広く愛される名作の数々を紹介。その文章の一部分を抜き出し、1文字、1語、1文の効果を説きながら、名文が名文たる所以を解き明かす。「いい文章を上手に書くためには、いい文章を上手に読むことです」。

目次

第1部 コピーライターは手紙のつもりで書いている
第2部 コピーライターはこう書き、こう読む
第3部 書き出しは読み出しである
第4部 面白くなければ読んでもらえない
第5部 書物も読者も小宇宙飛行である
第6部 読書家の夢は比べ読みの長旅である
第7部 好きならばこそ見つめ、調べ、読み、書く
第8部 読み書きトレーニング自由参加型読書のすすめ

著者等紹介

鈴木康之[スズキヤスユキ]
東京コピーライターズクラブ会員。エッセイスト。日本広報協会広報アドバイザー。1937年生まれ。40年にわたり広告界の第一線で活躍。「広告批評」主宰広告学校では、25年間、若手ライターたちに文章の技法を指導した。日経産業新聞広告賞などの審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リップ

22
書き手のその言葉、その一文字には読者が思った以上の意味があるのかもしれない。普段自分がどれだけ気に留めずに読んでいるのかに気付いた。日本語は仮名にしても漢字にしても一文字で「読書」が出来る言語だという考え方はすごく素敵だと思う。単語、文章でなく文字一つでも表現が出来るという日本語の奥深さ、美しさを知り、今まで母国語として使っていた言語としての日本語が少し外国語のようにも見えた。コピーを書くというのは、言われるまで気づかない、でも人の心の奥底に必ずある感情を引き出すのが仕事、という風に感じた。2014/01/10

葉月ねこ

17
自分が普段思っていることを、言葉や文章に起こしてみる。思っているだけでは、すぐに埋もれてモヤモヤしてしまう。1冊の本を100人の人が読めば、そこに100通りの物語や解釈が生まれる。物語っていいなぁ。 人生は自分が触れたものになる。という言葉があるが、本当にその通りだと思う。 読んだものは知識になるのではなく、その人そのものになる。というフレーズが印象的だった。 2019/02/17

ショウジ

16
本書を読んで感じたのはともかく著者は日本語が好きなんだなということです。日本語が好きなので味わいながら読むことを進めているのかなと思いました。実際、中に「私は日本語にほれ込んでいます」と書いているくらいです。ほれ込んでいるので、読み方にも贅沢な面が伺えるところがあります。比べ読みなどにそんなところを感じました。でも贅沢さも好きだからできているところなのかもしれません。基本的には好きな読み方が書かれていますし、語覚を鍛えるために言葉に置き換える習慣を持つことを推奨しているところは興味深かったでした。2017/01/21

ジョニーウォーカー

12
どんな教本を読むよりも、自分が魅せられた名文を実際に書き写してみることが、文章上達への一番の近道だと教えられてきた。コピーライターはそれを「写経」と呼ぶが、これを繰り返すことで、文章の構築力が自然と身につくのだ。著者によれば、それは読書も同じだそうで、読み書き上達のためには「速読」が最もいけないという。一言一句、噛みしめながら読むことで、名文に秘められた書き手の子細なテクニックが浮き彫りになるのだそうだ。そんな遅読(=精読)にもってこいの文学・広告を紹介した、文章上達のための読書術。2010/07/21

KJ

11
おもろい!本当に言葉を大事にしているのが伝わります。速読全否定(笑)前作も注文しましたー。2015/08/15

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