出版社内容情報
書名
内容説明
理化学研究所は1917年の設立当初から内紛続きであった。第3代所長大河内正敏の大改革によって、ここは「科学者の自由な楽園」に生まれ変わった。長岡半太郎、寺田寅彦、湯川秀樹、朝永振一郎らの科学者から田中角栄まで、多彩な人間たちが織りなすドラマ。
目次
ロンドンの邂逅
国民科学研究所を
危機
「明治天皇のお膝」
合成酒の匂い
理研の三太郎
ねえ君、不思議とは思いませんか?
理研コンツェルン
科学者の自由な楽園
殿様と少年
ケンカ太郎
ニ号研究
カタストロフ
原子力とペニシリン
大輪の輪
著者等紹介
宮田親平[ミヤタシンペイ]
科学ジャーナリスト。1931年東京生まれ。54年東京大学医学部薬学科卒業。文芸春秋入社。「週刊文春」編集長、「文芸春秋」編集委員等を経て、フリー。著書に『毒ガスと科学者』『誰が風を見たでしょう』『異端のガン特効薬』『病院えらび事典』など
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
LeoPong
2
国立の研究機関と勝手に思い込んでいたが、設立当初は半民半官の研究機関であったことを恥ずかしながら初めて知った。様々な科学者のエピソード、田中角栄氏やいろいろな企業とのかかわりなどとても勉強になった。研究者に自由と様々な裁量が与えられたかつての理研精神… 現在でいうとGoogleが似たような雰囲気を持っているのかな。2014/07/11
亀千代1975
2
研究の現場は、「自由さ」が特色の一つであることも分かりました。 文系理系に縛ること、所属官庁の違いに固執すること、馬鹿馬鹿しいことです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/大河内正敏
転天堂
1
以前一部は読んでいたのだが、今回改めて読了。明治後半から大正の色々なバイタリティーが組み合わさって生まれた科学者の自由な楽園が、戦争遂行という国策に絡め取られ敗戦を迎えるところは切ない。それにしても田中角栄の動きはやはり「今太閤」という感じがする。近代日本の科学者列伝的な大河ドラマにしたら、面白そうである。2026/05/13
doremi
0
いろいろと言いたいことはあるのですが、まずは、今ではマイナーな理研を取り上げたのは評価に値するかと。日本の科学史においての貢献は大きいですが、知りませんでした。ほぼ漫画化といってよい「栄光なき天才たち」も読んでみるのもよろしいかと。 2013年 C0123 \743. 20012013/04/14




