内容説明
本社の予解なく強行した、マレーシア現地スタッフの待遇改善・差別撤廃。業界の未来を考え、批判を承知で打ち出した「フルコスト主義」「三位一体の改革」。合併後、社員間の深い溝を解消した「2つの労組の統一」「賃金格差撤廃」。「派遣切り」「雇い止め」が社会問題になる中、派遣社員1000人を正社員化。―逆風を恐れず、むしろ力に変え、人を活かし生産性向上につなげた名経営者の哲学。
目次
不意の人事
大阪生まれ
大手前高校
神戸大学
商社志望
配属
製紙業界
住商へ復帰
再編への序章
カエルと蛇〔ほか〕
著者等紹介
大坪清[オオツボキヨシ]
レンゴー株式会社代表取締役会長兼CEO。1939年生まれ。62年神戸大学経済学部卒、住友商事株式会社入社。88年クアラルンプール支店長、92年取締役生活物資統括室長、94年取締役繊維本部長、96年常務取締役繊維本部長、97年常務取締役欧州総支配人兼欧州住友商事会社社長、2000年取締役副社長。同年6月レンゴー株式会社代表取締役社長、14年代表取締役会長兼社長、20年代表取締役会長兼CEO。日本製紙連合会副会長、国際段ボール協会(ICCA)会長、JA包装園芸資材協会会長、段ボールリサイクル協議会会長、全国段ボール工業組合連合会理事長、関西生産性本部会長、日中経済貿易センター特別会員副会長、関西経済連合会副会長、太平洋人材交流センター会長などの要職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フラチキさんです
6
★★☆☆☆ 全く面白くない。歴史を長々と語っているだけで、文章を読み進めるのが苦痛。多くの本を読んできたつもりではありますが、正直経営者のお話では1番面白くなかったです。前に読んだYKKの方は面白かったのになぁと思いながら読了。2024/05/24
K Hayashi
0
非常に読みやすい2023/09/25
Rico
0
献本でいただいた。そもそも私の履歴書が好きなのだが、正直自慢話であまり面白くない方と、ぐんぐん読める面白い方がある中で、こちらは戦後日本のビジネス成長を追えるようなお話で、しかも題名通り、筋の通ったビジネスによって社会をよくする(原点はアダム・スミスの「神の見えざる手」)視点が貫かれていて面白かった。2021/03/04